漱石山房記念館では、ボランティアガイドが漱石の書斎の再現展示室の展示解説を行っていましたが、
現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休止しています。
そこで、この吾輩ブログではボランティアガイドによるレポートをお届けしてまいります。
「ふみのしおり」は新宿歴史博物館ボランティアガイドで結成された朗読会です。
御多聞にもれず、ふみのしおりにも新型コロナの波が押し寄せました。
令和元(2019)年
まださざ波にもなっていなかったこの年は、ふみのしおり結成10年の節目の年。
大小9つの朗読会を開催しました。
10月26日(土)新宿歴史博物館で開催した「10周年記念朗読会」には、
吉住健一新宿区長がサプライズ出演してくださり、
夏目漱石「こころ」の朗読を聴かせて頂く幸運に恵まれました。
今から思うと本当に平穏な日々でした。
令和2(2020)年
状況は一転し、すべての朗読会が延期、中止となりました。
目標を失いモチベーションが下がっていくメンバー。
そんな中「ふみのしおりに活動の場を」と新宿歴史博物館のはからいで
6本の朗読動画を林芙美子記念館のWebサイトに掲載して頂けました。
林芙美子記念館のWebサイトはこちらをクリック
令和3(2021)年
例年、漱石山房記念館で夏目漱石の新暦の誕生日にちなんで開催されてきた「2月9日朗読会」は、
新宿未来創造財団の公式YouTubeチャンネル「レガスちゃんねる」での動画配信のみとなりました。
レガスちゃんねるby新宿未来創造財団はこちらをクリック
4月24日(土)それまで2度の延期の憂き目にあった「ひなまつり朗読会」テーマ~木曜会の人びと~が、
漱石山房記念館で開催出来ました。
しかし翌25日からは緊急事態宣言発令で閉館、というまさに小波状態のきわどいタイミングでした。
秋、第五波と言われた大波が去った頃、少しずつオファーが来るようになりました。
11月28日(日)「第9回にしおち朗読会」開催。
西落合図書館が対面事業の初回として設定くださり、定員の7割のお客さんが来場。
「久しぶりに生の声が聴けて嬉しかった」などの感想が寄せられました。
令和4(2022)年
まだまだ予想される大波小波を皆さまと一緒にサーファーのようにうまく乗り切って行けたらと、
三つの朗読会出演を予定しています。
北新朗読会 初春~夏目漱石特集~
日時:1月29日(土)14時~15時15分
会場:北新宿生涯学習館3階 学習室A
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」のほかに、
ふみのしおりオリジナル「漱石作品イントロ当てクイズ」も予定。
作品の冒頭部分 Q「山路を登りながら、こう考えた…」 A「はい!草枕です」といった感じで、
会場のお客様と盛り上がろうと考えています。
参加方法などの詳細はこちらをクリック
夏目漱石誕生記念 2月9日朗読会
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、映像配信のみに変更となりました。
漱石山房記念館で活動している4つの朗読団体が共演します。
ふみのしおりからは2名が出演し、
夏目漱石「永日小品」より「猫の墓」
半藤末利子『夏目家の糠みそ』より「“漱石ゆかり”の宿」
をお楽しみ頂きます。
詳細はこちらをクリック
第10回 ひなまつり朗読会「思わずにっこりほっこりするお話」
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催中止となりました。
後日改めて開催する予定ですので、詳細が決まりましたらお知らせします。
日時:2月19日(土)14時~15時30分
会場:漱石山房記念館 地下1階講座室
菊池寛、夢野久作、宮沢賢治ら9人の作品をご紹介します。
ワハハ、にっこり、クスリっ、うふふ……なんでも良いです。
みなさまのマスクの下がちょっぴり笑顔になれますよう、
メンバー一同これからも精進したいと思っています。
参加方法などの詳細はこちらをクリック
(漱石山房記念館ボランティア:岩田 理加子/ふみのしおり主宰)