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《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐ の見どころ(令和元年9月18日~11月24日)
令和元(2019)年9月18日(火)~11月24日(日)漱石山房記念館 2階展示室にて
《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐ を開催しています。
展示の詳細は以下のページをご覧ください。
当館の展示情報 > 《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐
今回は、宮城県亘理町荒浜地区で、
江戸時代から続く豪商・江戸清吉が集めた「江戸家資料」を展示しています。
江戸清吉は、単にコレクターだけではなく、
作家本人、あるいは、作家に近しいお弟子さんに連絡を取り、
手に入れた資料が本物かどうか鑑定してもらうことに寸暇を惜しみませんでした。
そんな熱心なやり取りの手紙やはがきをご覧いただけます。展示の資料で目玉は、
夏目漱石が漱石山房原稿用紙を使用して執筆した作品のなかで、現存するもっとも古い原稿「文鳥」です。
橋口五葉によって龍がデザインされた一行19文字の草色罫線の原稿用紙に書かれた原稿18枚が、
きっちりと1冊のスクラップ帖にまとめられています。漱石関連資料以外でも、貴重な資料が集められており、
国木田独歩の熱い思いが伝わる長文の恋文や森鷗外の「北條霞亭(ほうじょうかてい)」の原稿、
新宿ゆかりの文学者である泉鏡花・田山花袋の原稿、
そして、幕末の重要人物・勝海舟の書状も見どころの一つです。これらの資料は、地震や津波で被災しました。
しかし、文化財レスキューの活動によって展示できるまでになりました。
この活動がなければ、この展示はなかったといっても過言ではありません。
普段、なかなか知ることができない
文化財レスキューという活動もあわせてご紹介しています。ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)
日時:10月19日/11月2日・16日/12月14日の各土曜日 14時~(30分程度)
会場:漱石山房記念館2階展示室
申込:不要 ※小中学生無料。高校生以上は観覧券が必要です。リーフレット
《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐
リーフレット(A4判 28頁)200円(税込)は、ミュージアムショップにて販売中です。皆さまのご来館をお待ちしております。
テーマ:お知らせ 2019年10月17日