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開催日 |
2021年10月9日~2021年11月28日
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
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会場 | 漱石山房記念館 2階資料展示室 |
参加料金 | 一般500円、小中学生100円 ※団体(20名以上・要事前連絡)は個人の観覧料の半額 ※小中学生は土日祝日は無料 ※障害者手帳等をお持ちの方は手帳のご提示で無料(介助者1名無料) ※メンバーズ倶楽部会員の方は会員証のご提示で無料 |
主催 | 新宿区立漱石山房記念館(公益財団法人新宿未来創造財団) |
共催 | 新宿区、新宿区教育委員会 |
協力 | 佐々木英昭(元龍谷大学教授) |
協力企業 | 山九株式会社 |
夏目漱石の門下生の一人、森田草平(1881-1949)は、
今年生誕140年を迎えました。代表作「煤煙」は、
平塚らいてうとの心中未遂事件の顛末を小説にしたものです。
本作は漱石の奨めによったものですが、
小説家としての草平の評価を高め、社会的復活を果たすきっかけとなりました。
また、草平は、漱石が主宰となった朝日新聞の文芸欄の編集を担当し、
自身を始め漱石の門下生を中心に多種多彩な文芸記事を掲載しました。
しかし、漱石と草平らの考えに距離が生じたこともあり、
文芸欄は草平の「自叙伝」をきっかけとして、
1年11ヶ月で廃止となりました。
こののち草平は、『輪廻』などの長編小説、そして翻訳、
更に歴史小説も発表しましたが、漱石作品の研究や、
漱石の伝記、漱石に関する随筆も多く発表しました。
『夏目漱石』と『続夏目漱石』は、
同門の小宮豊隆の『夏目漱石』とは好対照な内容との評価があります。
草平は、晩年に至るまで、漱石の弟子であることを宣言し、
「私は、いわゆる門下生の中でも一番よく先生を知っていたとは言われない。
一番多く先生から可愛がられたとは、なおさら言われない。
が、一番深く先生に迷惑をかけたことだけは確かである。
迷惑をかけたということは一向自慢にはならない。
ただ、そういう自覚を持った時、私は一番先生に接近するような気がする。」
(森田草平「先生と私」)と述べています。
本展は、草平と漱石の師弟の交流に注目し、
漱石永遠の弟子を自称した作家・森田草平に迫ります。
≪特別展≫「永遠の弟子 森田草平」チラシ(表)
≪特別展≫「永遠の弟子 森田草平」チラシ(裏)
オンラインギャラリートーク
担当学芸員による展示解説動画をYouTubeで配信しています。
配信期間:令和3年11月28日(日)まで
※国内の状況により会期に変更が生じる場合があります。
※漱石山房記念館では新型コロナウイルス感染予防対策を行っております。
詳細はご来館のお客様へのお願いをご確認のうえ、ご来館ください。