文京区立森鷗外記念館では10月7日(土)~令和6年1月14日(日)の期間で
特別展「千駄木の鷗外と漱石~二人の交流と作品を歩く」が開催されています。
漱石山房記念館では森鷗外記念館との連携イベントとして同期間中、
「新宿×文京 漱石&鷗外スタンプラリー」を開催しています。
2館を巡って展示を観覧し、スタンプを集めていただいた方に、
オリジナル缶バッジをプレゼントします。
さらに、鷗外のスタンプを押した台紙のご提示で、漱石山房記念館の観覧料が割引に、
漱石のスタンプを押した台紙のご提示で、森鷗外記念館の観覧料が割引になります。
とてもお得ですので、観覧券を購入する際に忘れずに台紙をご提示ください。
スタンプラリーの台紙は、漱石山房記念館と森鷗外記念館のほか、
南天堂書房、往来堂書店、紀伊國屋書店新宿本店の3つの書店で開催されている、
「鷗外×漱石ブックフェア」でも配布しています。
南天堂書房と往来堂書店は、どちらも森鷗外記念館から徒歩10分程度の場所にあります。
森鷗外記念館から団子坂を上った先、本駒込駅と白山駅のちょうど中間くらいにあるのが南天堂書房。
明治時代から続く老舗の書店で、漱石門下生の芥川龍之介や菊池寛をはじめ、
永井荷風、志賀直哉、林芙美子など文豪が通ったお店として有名です。
当時は1階が書店、2階が喫茶店で、大杉栄などが集まって議論を交わしたりもしていたそうです。
2023年7月に改築された綺麗な店内の一角に、鷗外×漱石ブックフェアのコーナーが作られています。
コンパクトですが、千駄木ゆかりの作品を中心にセレクトされているのがわかります。
南天堂書房とは反対方向に、森鷗外記念館から団子坂を下った先、
千駄木二丁目バス停のすぐそばにあるのが往来堂書店。
誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気の、地域に根差した本屋さんです。
鷗外×漱石ブックフェアのコーナーは、文庫本や新書など、気軽に手に取りやすいセレクトが魅力的です。
店内には谷中・根津・千駄木に関する本も豊富で、森鷗外記念館の展示を見たあと、
千駄木のことをもっと深く知りたくなった時に役立つ本がきっと見つかります。
南天堂書房、往来堂書店を含めてスタンプラリーを巡るには、
白山駅からスタートするのが巡りやすいかもしれません。
都営地下鉄三田線 白山駅⇒南天堂書房へ(徒歩3分)⇒森鷗外記念館へ(徒歩12分)
⇒往来堂書店へ(徒歩10分)⇒千駄木二丁目バス停から上58系統早稲田行へ乗車
⇒鶴巻町バス停で下車※⇒漱石山房記念館へ(徒歩10分)
※漱石山房記念館最寄りのバス停は白61系統牛込保健センター前ですが、
千駄木方面からの乗り換えがわかりにくいので、乗り換えずに鶴巻町のバス停から徒歩がおすすめです。
もしもお時間がありましたら、南天堂書房ゆかりの林芙美子の特別展
「生誕120年記念 林芙美子展-旅人で詩人で傑作書きで-」が
新宿歴史博物館で11月26日(日)まで開催中です。
あわせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。