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吾輩ブログ記事
  • 漱石山房記念館オリジナルグッズ販売ランキング! NEW!

    漱石山房記念館のミュージアムショップでは、
    70種類以上の当館オリジナルグッズを取り扱っています。
    夏目漱石の作品やゆかりの品をモチーフにしたグッズから、
    普段使いしやすいアイテムまで、さまざまな商品をご用意しています。

    今回は、その中から特に人気の高い商品を、売上点数ランキングにしてご紹介します!
    (令和8年度4月~8月の販売データを基に作成しています)
    「どんなグッズが人気なの?」という方はもちろん、これからご来館予定の方や、お土産選びに迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。
    それでは、気になる第10位から第1位まで発表します!
    (価格はすべて税込です)

    第10位 アクリルスタンド夏目漱石(価格:800円)

    根強い人気!
    漱石山房記念館Xでは、「#アクスタ漱石先生」とタグ付けして
    様々な場所へアクスタ漱石先生をお連れした写真を投稿しています♪

    第9位 トートバッグ『吾輩ハ猫デアル』ネイビー(価格:1,000円)

    早稲田駅周辺を歩いていると、このトートバッグを提げた方とすれ違うことも…。

    第8位 絵葉書「吾輩ハ猫デアル」下編(価格:100円)

    当館では現在、14種の絵葉書を取り扱っていますが、
    このデザインが圧倒的に人気でした!

    第7位 漱石の言葉 日めくりカレンダー(価格:1,200円)

    記念館の2階「漱石の言葉」コーナーで展示しているものに新たな言葉を加えた、卓上カレンダーです。

    第6位 オリジナルショップ袋(価格:50円)

    令和8年度より発売の新商品です。
    お持ち帰り用のお手提げ袋としてだけでなく、他のグッズを入れてギフトにするにもぴったりです。

    第5位 漱石山房メモ帳(価格:350円)

    こちらも根強い人気!
    漱石が用いた原稿用紙をもとに作成されたメモ帳です。

    第4位 初版本シールセット(価格:300円)

    漱石の初版本の表紙や見返しのデザインから作成した、当館オリジナルのシールセットです。

    第3位 和紙ステッカー「吾輩ハ猫デアル」3枚セット(価格:200円)

    漱石『吾輩ハ猫デアル』初版本の表紙デザインをもとに、和紙と金の箔押しで高級感のある和紙ステッカーに仕上げました。
    3位,4位と続いて、シール商品が人気のようですね。
    昨今のシール帳ブームでしょうか!?

    第2位 クリアしおり(赤・初版本コレクション)
    第1位 クリアしおり(青・猫コレクション)
    (価格:各300円)

    1位,2位は圧倒的差を付けてクリアしおり2種がランクイン!
    令和7年度から販売の新規商品になります。
    実はこのクリアしおり、このブログを書いている私が、当館所蔵の初版本をもとに商品データを作成したんです。
    中でも『行人』中表紙のデザイン(青verの左から2番目のもの)は、
    初版本に残っている汚れやスレを除去して、本来のマットな緑色の質感を出すのに苦労しました。
    多くの方に気に入っていただけて感慨もひとしおです。

    ……いかがだったでしょうか?
    今回ご紹介した商品は全て通信販売でもご注文いただけます。
    よろしければミュージアムグッズページもご覧になってみてください。
    (漱石山房記念館 学芸員 桑名)

    当館オリジナルグッズ一覧はコチラ
    通信販売詳細はコチラ

    テーマ:その他    2026年09月14日
  • 吾輩は学芸員である 句碑の採拓編

    出張先で拓本(たくほん)を採ってきました。
    拓本とは、魚拓のようなものですが、対象物に直接墨を塗るものではないので、
    貴重な資料を墨で汚すことはありません。
    間接式の魚拓ですね。
    もちろん写真を撮影しても良いのですが、拓本には拓本なりの味わいがあり、
    しかも実際の大きさが分かるという利点があります。
    博物館学芸員は、大体このテクニックは身に付けていますが、
    まさか文学館の業務で拓本を採ることがあるとは夢にも思いませんでした(笑)。
    今回は、急に思い立ったので、通販で拓本セットとスプレーボトルの容器を購入し、
    同僚が自ら作成していた拓墨とタンポを借りて、出張に旅立ちました。
    拓本作業には自分なりのやり方があります。
    私は過酷な炎天下での作業経験が多かったので、素早い作業を最優先に心掛けています。
    拓墨とタンポ、画仙紙の他に、水の入ったスプレーボトルと手拭い1枚あれば大丈夫です。
    出張先は愛媛県松山市。
    「俳都」と称するように町中、俳句の句碑が多い。
    ここ松山で、俳人正岡子規と生涯俳句を趣味とする漱石が52日間、
    同居したことはよく知られています。
    今回は、その中でも、漱石が教鞭をとった愛媛県尋常中学校を継いだ県立松山東高校の敷地に
    立っている漱石と子規のふたつの句碑の拓本を採りました。

    送る記
    御立ちやるか御立ちやれ新酒菊の花  漱石

    漱石に別る
    行く我にとゞまる汝に秋二つ   子規

    正岡子規句碑

    漱石の句は、明治28(1895)年10月12日、
    松山の松風会が主催した子規の送別会で詠んだものです。
    子規は故郷松山を離れ、東京に向かいました。
    一方、子規の句は、新聞『日本』に明治31(1898)年9月25日に掲載されたもので、
    字は国会図書館が所蔵する子規自筆稿本「寒山落木」から採ったもののようです。
    漱石も翌年、松山を離れ、熊本、そしてロンドンへと生活の拠点を移します。
    子規との交際は手紙でのやり取りが中心になりましたが、
    子規が亡くなる明治35(1902)年9月まで続きました。
    句碑の碑面は御影石。額面が低くなっていて、いささか画仙紙を固定しにくい。
    背も高いので、画仙紙は全紙使用します。
    梅雨時の晴れ間。蒸し暑いです。風も少し吹いています。
    拓本のポイントは、霧状の水を吹きかけ、モノと画仙紙をなるべく密着させること。
    そして紙が乾き切る前に墨を打ちます。そのタイミングが難しい。
    同僚に手伝ってもらい、学校の先生に見守られながら作業だったので、
    適当な頃合いで墨を叩くことにします。
    考古遺物や板碑と異なり、碑の形状ではなく、文字部分の中心の採拓で良いでしょう。

    水分を取ります

    1回目は、同僚から借りたお手製の墨を使いました。
    薄目に仕上がりました。拓本は薄い方が上品で美しい。
    2度目は、購入したばかりの市販の墨拓を使いました。
    深味はありませんが、墨が濃く出るので、メリハリが効いて展示する場合は良いでしょう。

    墨を打ちます

    初めて句碑を採拓して分かったことも多かったのですが、
    文字が始めから白く塗られているので、画仙紙の上から透かして見ることが出来、
    それに安心してしまい、文字部分の凹凸の強調が少し足りなかったかなというのが反省点です。
    もう1回採ったなら、もっときれいに出来たと思いますが、
    まあ2枚づつ採ったのでこれで良しとしましょう。
    1回目の上品なものを学校には差し上げました。
    持ち帰った2枚は掛軸にして、今秋の特別展でお目に掛けようと考えています。
    出来栄えはどうでしょうか??
    (漱石山房記念館 学芸員 今野慶信)

    テーマ:その他    2026年07月17日
  • 漱石山房記念館~夏休みワークショップ~

    漱石山房記念館では、毎年夏休みに向けてお子様向けのワークショップを企画しております。
    今年もすでに募集を開始しました2つの講座をご紹介します。

    一つ目は「親子で楽しむ読書感想文」です。
    お子様たちが文学へ親しむ第一歩ということで、小学校の夏休みの宿題として
    恒例の読書感想文について、小学校1~2年生の親子を対象に、
    書き方のコツを対話式ワークショップの形式で解説します。
    講師の藤田利江先生(全国学校図書館協議会スーパーバイザー)は、
    小学校の教壇に長年立たれた経験から、適格にわかりやすくお話してくださいます。
    講座の前半では、講師による読み聞かせの後、ワークシートに全員で取り組みますが、
    その際にも先生が参加者の机を回り、一人一人にアドバイスをされ、
    少人数講座ならではの光景が見られます。
    前回の参加者の方からは
    「新しい方法で面白かったです。家でもほかの本でやってみようと思います」
    「親子の会話の大切さを実感した2時間でした」
    「実際に絵本を読み聞かせていただき、書いてみることができて親子共にとてもよかったです」
    などの感想をいただきました。

    二つ目は「和綴じノートづくり」です。
    千代紙、半紙、とじ紐を用いて、日本における伝統的な和綴じノートづくりを体験します。
    一つ一つの工程に集中して作り上げていくのは、
    お子様だけではなく大人の方にも好評をいただいています。

    漱石山房オリジナルのネコのモチーフや漱石の初版本シール等もご用意していますので、
    自由にアレンジを楽しんでいただけます。

    前回参加者の方からは
    「紙の柄や糸の色が選べて楽しかったです」
    「とても面白かった!来年も参加したい」
    「ネコのシールが可愛くて二つ付けてしまいました。少しむずかしかったけど、きれいに出来てうれしかったです」
    「本の歴史も知ることができて、とても勉強になりました」
    などの感想をいただきました。
    ぜひ夏の漱石山房記念館へ足をお運びください。
    申し込み不要、参加無料のグリーティングカードの工作もありますので
    そちらもあわせてお待ちしております。
    今年の講座の詳細、お申し込みはこちら

    テーマ:その他    2026年06月25日
  • 吾輩は新人である。学芸員ではまだない。(?)記念館X裏話…編

    昨年4月から漱石山房記念館に着任しました新人職員です。

    まだまだひよこではありますが、2度目の吾輩ブログ、

    お付き合いいただけますと幸いです。

     

    さて、今回も前回同様、タイトルから嘘をついてしまいました。

    学芸員資格は学生時代に取得しました。

    が、まだまだ学芸員としては半人前ともいかない0.01人前…

    この1年で少しは成長できたでしょうか?今年度も頑張ります!

     

    と、いうことで。漱石山房での二度目の春を迎えた吾輩の、

    吾輩ブログテーマは、X裏話…編です。

     

    まずはコチラ、漱石公園の桜が満開🌸のお写真です。

    若干の小雨が降る中、パシャリと撮影しました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    明治42(1909)年、漱石山房(新宿区早稲田南町7)で暮らす漱石はこんな日記を記しています。

     

    4月4日(日)

    (略)寺町へ下駄を買ひに行く。胃が痛いから腰を掛けて、向ふを見ると毘沙門天の境内に高い柳が芽含んで風に揺られてゐる。併んで半鐘が立つてゐる。門の傍の桜がふくりとしてゐる。(略)

     

    ここでの寺町、とは現在の新宿区神楽坂6丁目付近のことです。

    漱石も約120年前の4月にどんな桜を見ていたのでしょうか?

     

    Xの桜満開🌸投稿は、コチラからご覧ください!

     

    雨で桜が散ってしまわぬか少しばかり不安ですが、

    お時間ありましたら是非お花見にお待ちしております。

     

     

    お次は、漱石誕生日前日投稿(アクスタ漱石先生ソワソワ)の撮影風景です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    こちらも職員2人がかりで、ああでもない…こうでもない…と動き回り、試行錯誤しながら撮影しました。

    アクリルスタンドを持っている職員(吾輩)は、コーヒーの飲みすぎで手が震えていたようです。

    撮影担当の職員の素晴らしい技術により、カフェインで震えるアクスタ漱石先生もばっちりぶれずに撮影されています。

     

    完成したXの漱石誕生日前日(アクスタ漱石先生ソワソワ)投稿は、コチラからご覧ください!

     

    アクリルスタンド漱石先生も、ミュージアムショップにてお待ちしております。

    是非アクスタ漱石先生との時間を、SNSに #アクスタ漱石先生 を付けて投稿で教えてください!

    職員一同、るんるんで皆さまの投稿を拝見しております。

     

     

    今年度は漱石の来熊130年、「坊っちゃん」発表から120年を記念した展示会も開催予定です。

    (詳しくは年間スケジュールをご覧ください。)

     

     

    年度末、年度初めで、皆さまお忙しく過ごされているのではないでしょうか。

    ふと触れる漱石の言葉も、普段と違うように感じるかもしれません。

     

    4月11日(土)には、展示観覧無料に花苗の無料配布等、

    無料で楽しめるイベント盛りだくさんのレガスまつりも開催いたします。

     

    漱石山房記念館にて、今年度もお待ちしております!

    テーマ:その他    2026年04月02日
  • 夏目漱石 初版本マグネットがカプセルトイで登場!

    寒さの中にも、どこかやわらかな日差しを感じる頃となりました。
    春の訪れを感じる今日この頃、皆さまに少し嬉しいお知らせがございます。
    この度、漱石山房記念館ミュージアムショップに新たな商品が入荷されました!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    夏目漱石の初版本より、表紙・裏表紙が見えるデザインのものが7種、
    表紙や挿絵の中でも特に人気の高い絵柄をピックアップしたものが6種、
    全13種のラインナップとなっています。
    1回300円で回すことができます。

    裏面はマグネットになっているので、ご自宅の冷蔵庫やボードに貼ったり、会社のデスクに飾ったり、汎用性高くお使いいただけます。
    ツヤツヤとした光沢が綺麗に映える仕上がりとなっており、ちょっとしたお土産にもぴったりです!
    ご来館の記念に、当館ミュージアムショップにてガチャッ!とお楽しみください。

    ※本商品は通信販売には対応しておりません。ご了承ください。

     

     

     

    テーマ:その他    2026年02月22日
  • 漱石山房の大掃除

    師走を迎え、なにかと気忙しい日々ですが、
    先日、展示替えのための休館日を利用して、
    再現展示室の大掃除をしました。
    再現展示室は、漱石が執筆していた当時の書斎を再現しています。
    普段は職員でもなかなか入ることのない空間ですが、
    埃を払うために、慎重に入っていきます。

    展示品を傷つけることのないよう、丁寧に作業を進めます。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    漱石先生も少し心配そうに見守ってくださっています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    漱石山房記念館は12月29日(月)から1月3日(土)まで休館いたします。
    新年は1月4日(日)から開館いたします。
    1月4日(日)から9日(金)は(※5日(月)の休館日は除く)
    「新年来館者プレゼント」として、
    展示室(有料)をご覧いただくと、お一人につき1回カプセルトイを回していただけます。
    カプセルの中には、当館オリジナル缶バッジ(全9色)がランダムで入っています。
    新春の漱石山房記念館にぜひ足をお運びください。
    (中山)

    テーマ:その他    2025年12月23日
  • 展示会の会場準備

    漱石山房記念館では、毎年度4回の展示会を実施しています。
    展示会を行うにあたっては、主担当となる学芸員が展示内容を計画し、
    調査・研究を重ねながら準備を進めていきます。
    そのほか、チラシやポスターの制作、資料の借用、搬送手続きなど、やるべきことは多岐にわたります。
    そして最終的には、展示室に資料やパネルを並べ、展示会をスタートさせます。
    展示準備は、まず既に展示されている資料を片付け、パネルなどを剥がし、
    展示ケースをすべて空にするところから始まります。
    壁面に備え付けられた展示ケースは、脚立に上って上部と下部の鍵を解除する必要があり、
    開閉には2人以上が必要です。
    続いて、大きなパネルから順に展示ケースに立て掛けて位置の目安を付けます。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    配置が決まったら、レーザーの墨出しを使って高さを調整し、釘で固定していきます。
    釘の打ち方にもそれぞれこだわりがあり、パネルの端に対して真っすぐ打つ人もいれば、
    釘が目立たないよう斜めに打つ人もいます。私は後者の方法で打っています。
    展示をご覧になる際は、パネルの釘にもぜひ注目してみてください。
    ただし、最も大切なのはパネルや資料の配置による「見やすさ」です。
    互いに意見を交わしながら、注意深く作業を進めていきます。
    大きな展示ケースには、資料を見やすくするために斜台を入れます。
    文字通り斜めになっている台のため、しゃがんだり立ったりと足腰を使う作業になります。
    そして、最後に照明の調整を行います。展示資料の保護のため、強い光は禁物です。
    特に万年筆のインクなどは光に弱く、色が飛んでしまうため光量の調節が重要です。
    また、パネルが読みやすいよう、来館者の影が展示ケースに極力入らないように考えながら設定します。
    学芸員の仕事といえば、机に向かって黙々と調べごとをしているイメージが強いかもしれませんが、
    実際には体を使う力仕事も少なくありません。
    博物館や文学館などを訪れる際は、展示資料だけでなく、どんなケースや台が使われ、
    どのような展示が行われているのかにもぜひご注目ください。
    各館の学芸員のこだわりが見えてくるはずです。
    (学芸員 嘉山澄)

    テーマ:その他    2025年11月14日
  • 中学生の職場体験 商品POP作りに挑戦!

    漱石山房記念館では新宿区内の中学校の
    職場体験学習を受け入れています。
    施設見学から始まり、実際に職員が日々行っている庶務業務のお手伝い、
    図書室の整理や夏目漱石の本を紹介するPOPの作成など、
    さまざまな仕事を体験してもらっています。

    今回は、9月初旬に職場体験を実施した中学生4人による、
    ミュージアムショップの商品POPをご紹介したいと思います。
    中学生の皆さんには、漱石山房で販売している約70種類のオリジナルグッズの中から
    自分がPOPを作りたいと思う商品を選ぶところから始めてもらいました。
    選ばれたのは、
    ・オリジナル鉛筆3本セット
    ・ブックカバー『吾輩は猫である』
    ・漱石山房שYura Kouhi イラストアクリルキーホルダー
    ・オリジナルマスキングテープ
    の4種類でした。
    (奇しくも、どれも今年度から新発売の商品ばかり……!
     ミュージアムグッズ担当もほくそ笑んでおります)

    ▼実際のPOP掲示の様子

    作ったPOPをそれぞれミュージアムショップに設置してもらった後は、
    「ミュージアムグッズの企画書を書こう!」というワークにも挑戦してもらいました。
    どういう商品が魅力的だと感じるのか、自分が感じている魅力を他の人に伝えるにはどうしたら良いか……。
    商品POP作成に取り組んだ後だからこそ、
    より多角的な視野で企画書を書くことができたかと思います。
    私たち職員一同も、生徒たちに書いてもらった商品POPや企画書を回覧し、
    その仕上がりのクオリティや着想の斬新さに感嘆しています。

    皆さまも漱石山房記念館へご来館の折には是非ミュージアムショップにお立ち寄りいただき、
    中学生が作成した商品POPをご覧になってください。
    思わず手に取ってみたくなること間違いなしです!

    テーマ:その他    2025年09月25日
  • 漱石作品販売冊数ランキング~漱石山房記念館ミュージアムショップ調べ~

    燃えるような暑い日が続いています。
    連日の炎天下を逃れ、涼しい室内で漱石作品を手に取ってみよう…と
    お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    さて、漱石山房記念館のミュージアムショップでは、
    当館オリジナルグッズだけでなく、漱石の著作の販売も行っています。
    当館ミュージアムショップにおける、開館から現在までの
    漱石作品の販売冊数ランキングを作成してみました。
    夏目漱石を代表する『吾輩は猫である』が圧倒的なのか、
    国語の教科書で馴染み深いの『こころ』か、はたまた『坊っちゃん』『三四郎』か……。
    みなさんの予想はいかがでしょうか?
    1~10位を発表します!

    第1位は『硝子戸の中』でした!
    表の中で青い印を付けている箇所は、
    該当タイトルをピックアップした展示会を行っています。
    「《通常展》テーマ展示 『硝子戸の中』と漱石のみた東京」が開催された令和5年度には、
    展示をきっかけに『硝子戸の中』を購入されたお客様が特に多いことが分かります。
    また、『吾輩は猫である』が563頁、『こころ』が300頁に対し、
    『硝子戸の中』は138頁と、手に取りやすい厚さであることも理由の一つでしょうか。
    (頁数参考:岩波文庫)

    現在開催中の「《通常展》テーマ展示 そうせきとどうぶつたち」が終了すると、
    10月11日(土)より「《特別展》発表120年 『吾輩ハ猫デアル』」がはじまります。
    もしかすると、今年度中に『吾輩は猫である』がトップに躍り出るかもしれません。
    どうぞ、ご来館の折には当館のミュージアムショップにも立ち寄ってみてください。

    テーマ:その他    2025年08月13日
  • 梅雨に咲く花~紫陽花~

    しとしとと降り注ぐ梅雨。
    この時期、私たちの目を楽しませてくれるのが紫陽花(あじさい)です。
    雨に濡れてなお鮮やかに咲くその姿は、梅雨の憂鬱さを忘れさせてくれます。
    漱石山房記念館でもこの時期、たくさんの紫陽花が花を咲かせてくれます。

    漱石公園に咲く紫陽花



    紫陽花の魅力は何といってもその色の多様さ。
    青や紫、ピンク、白など、土壌のpHによって花の色が変わるという性質を持ち、
    まさに「自然が描くグラデーション」。
    一株でも様々な色合いが見られるのが面白いところです。
    紫陽花は日本原産のガクアジサイが母種となって改良された園芸品種で、
    古くは奈良時代の『万葉集』にも登場します。
    「言(こと)問はぬ 木すら味狭藍(あじさい) 諸弟(もろえ)らが
    練(ねり)の村戸(むらと)に あざむかえけり」 大伴家持(おおとものやかもち)
    現代語に訳すると「ものをいわない木でさえ、紫陽花のように移り変わりやすい。
    (ことばをあやつる)諸弟(もろえ)たちの巧みな言葉に、わたしはすっかり騙されてしまった。」
    ここでも移り変わりやすさの象徴として紫陽花が使われています。
    その後、紫陽花が広く親しまれるようになったのは江戸時代以降のこと。
    園芸文化の発展とともに多くの品種が生まれ、
    浮世絵や俳句にも登場するようになりました。
    その後、ヨーロッパに渡り、
    品種改良を経てよりバラエティに富んだ「Hydrangea(ハイドランジア)」として世界に広まったと言われています。
    色を変える紫陽花は、
    「移り気」「無常」といった少し切ない花言葉も持ちますが、
    一方、花期が比較的長く、一生懸命咲き続けているように見えることから
    「辛抱強さ」という花言葉もあるそうです。
    雨の音に包まれながら、紫陽花の静かな美しさに心を預ける。
    そんな梅雨の楽しみ方も、悪くないものです。
    参考文献:金田初代・金田洋一郎『四季別 花屋さんの花カラー図鑑』西東社、1995年
         岩槻秀明『散歩の花図鑑』新星出版社、2012年

    テーマ:その他    2025年06月17日
  • 漱石公園のサクラが満開です!


    長雨が上がり、朝のすがすがしい空気の中で満開の桜を見ていたら、
    ボアンボアンと枝が一本だけ動いています。
    近づいてよく見たら、
    朝ごはんに夢中のヒヨドリがいました。

    ヒヨドリは「果実」や「昆虫」に加えて、「花の蜜」も食べるそうです。
    漱石の小説では「鵯」と漢字1字で書かれ、「門」や「明暗」に登場します。
    「朝は崖上の家主の庭の方で、鵯が鋭い声を立てた。」(「門」六の一)
    「すぐ崖の傍へ来て急に鳴きだしたらしい鵯も、
    声が聴える丈で姿の見えないのが物足りなかつた。」
    (「明暗」百七十九)
    現代の早稲田は崖や藪が開け、ヒヨドリを見つけることは容易ですが、
    漱石が小説を書いていた100年前は、藪も多く、姿よりも声が印象的な鳥だったのでしょう。
    桜はもう少し見られそうです。
    ぜひお花見にいらしてください。

    テーマ:その他    2025年04月04日
  • 漱石山房の植栽

    漱石が暮らしていた当時の漱石山房には
    多種多様な植物が見られたそうです。
    サクラやヒノキ、アオギリなどの大木から季節の山野草、
    敷地境の生垣や裏庭の花壇まで、漱石やその家族、
    門下生の残した記録などから20種類以上の植物が確認できます。
    大正5(1916)年6月9日の日記には
    「鳳仙花(ほうせんか)・わすれな草・孔雀草(くじゃくそう)・小桜草(こざくらそう)・
    われもこう・葉鶏頭(はげいとう)・菫(すみれ)・新菊(しんぎく)・おいらん草・
    おしろい草・百合(ゆり)・カンナ・虎の尾・きりん草」とあり、
    色や開花状況なども記されています。
    なかでも玄関脇のバショウと前庭のトクサは、
    漱石山房を象徴する植物で、現在の記念館にも植えられています。
    この寒い時期はバショウもトクサも元気がありませんが、
    きれいな花を咲かせている植栽もいくつか見られます。

    もうすぐ漱石公園の大きなサクラの木が花を咲かせるでしょう。
    寒い日々が続きますが、この時期ならではの漱石山房記念館へ足をお運びください。

    テーマ:その他    2025年03月05日
  • 中学生の職場体験学習

    今年も新宿区内の中学生が
    当館で職場体験学習を行いました。
    プログラムの一つに、
    図書室の本を紹介するポップ制作をお願いしているのですが、
    このポップが、来館者の皆様に大変ご好評いただいております。

    わたしたちスタッフも、毎年楽しみにしています。
    今回は、作ってくださった学生さんと先生に了解を取り、
    こちらに紹介させていただきます。


    これを読んだらみなさんも、紹介された本を読んでみたくなりませんか?
    地下1階の図書室は10時から18時まで無料でお入りいただけます。
    ご来館の折には、ぜひ図書室のポップにも注目してみてください。

    テーマ:その他    2024年12月08日
  • 漱石山房の雪景色

    寒さのなかにも春の訪れを感じられる頃となりました。
    今年の冬は全国的に平年より気温が高い日が続くとの
    長期予報が出されたようで、東京もおだやかなお天気が続いていました。

    そんな中、先日の大雪で、漱石山房にも珍しく雪が積もりました。
    こちらは翌朝の漱石公園の様子です。
    「猫の墓」の周囲にも雪が積もっています。

    日あたりのよい漱石山房の雪は数日ですっかり消えてしまいましたが、
    最後に、いまが見ごろに咲いている梅の花をご紹介します。

    四季折々の表情がみられる漱石山房にぜひお出かけください。

    テーマ:その他    2024年02月26日
  • 中学生の職場体験学習

    新宿区内の3校の中学生が
    漱石山房記念館で3日間の職場体験学習を行いました。
    受付でのお客様対応や図書整理、展覧会のポスターやチラシの発送作業といった
    博物館運営に関する様々な業務を体験してもらうことが本プログラムの内容です。
    その一環で、当館の図書室に設置する手書きポップの作成体験もありました。
    地下1階にある図書室には、約4千冊の漱石関連本を収蔵しています。
    その中から生徒さんが書籍を厳選し、ポップを制作してくれたので、
    ご紹介します。

    いづれも丁寧で温もりのあるポップに仕上がりました。
    目を引く色使いや文章構成がとても素晴らしいです。
    漱石にちなんで、可愛い猫のシールを貼る工夫をしてくれた生徒さんもいました。
    区内の生徒さんが業務の一翼を担った体験学習は、
    当館職員としても地域と連携する良い機会となりました。
    生徒の皆さん、職場体験お疲れさまでした。
    素敵なポップをありがとうございます。

    ご来館の皆様、漱石山房記念館へお越しの際には、
    若いコピーライターたちの感性溢れるポップを
    是非ご覧になってください。

    テーマ:その他    2023年12月20日
  • 緑のカーテン

    「緑のカーテン」という言葉を聞いたことはありますか。
    建物の窓際でつる性の植物をカーテンのように育て、
    日光を遮ったり和らげたりすることで室温の上昇を
    抑えることができると言われています。
    それが「緑のカーテン」です。
    エアコンの使用を抑えることが出来るため、
    節電・省エネ効果もあるといわれています。

    今年の夏はことのほか暑い日が続き、
    ニュース等でも「観測史上最高」という言葉を何度も耳にしました。
    そこで、漱石山房記念館でも初めて「緑のカーテン」に挑戦してみました。

    陽当りのよい南側の大きなガラス面の外側にプランターを置き、
    ゴーヤを植えました。
    ゴーヤはぐんぐん成長し、今ではガラス面を超えて外壁の高さまで
    届くほどに大きくなりました。

    いくつも実をつけ、日々成長する様子を見るのは、
    私たち職員の楽しみにもなっています。
    目にも鮮やかなグリーンが涼しく感じられますが、
    実際に植物の葉から水分が蒸散されることで
    周囲の温度も下がっているそうです。
    ご来館の際には、かわいらしい実をつけた
    ゴーヤの緑のカーテンをご覧いただけるかもしれません。

    テーマ:その他    2023年09月25日
  • 新人ボランティアガイド、活躍中です

    新宿歴史博物館では平成17(2005)年からボランティアによる活動を行っています。
    博物館・記念館での展示解説や、史跡めぐりの案内など、
    幅広い活動で来館者と博物館をつないでいます。
    漱石山房記念館でも土日祝日は、漱石の書斎の再現展示室の解説を行うほか、
    文学さんぽや朗読会、ニュースレターの校正などのボランティア活動を行っています。

    令和5(2023)年1月~2月にかけて、ボランティア養成講座が開講されました。
    全6回の養成講座を経て、5月からは博物館・記念館でのガイド研修を行いました。

    先輩ボランティアと一緒に、実際にお客様のガイドを行いながら、
    解説の仕方やよくある質問などのご対応方法をOJTで学びました。

    7月からは新人ボランティアもお客様のガイドを担当しています。
    土日祝日にご来館の際は、ぜひボランティアガイドへお気軽にお声がけください。
    漱石山房記念館1階の再現展示室でお待ちしております。
    ※団体でのご来館でガイドをご希望の場合は、あらかじめお電話にてお問合せください。

    テーマ:その他    2023年07月30日
  • 漱石公園の桜が咲き始めました

    漱石山房記念館に隣接している漱石公園には、桜(ソメイヨシノ)の木が2本あります。
    今年、令和5(2023)年は例年より10日も早く、3月14日(火)に東京の開花が観測されました。
    3月21日(火)の春分の日現在、漱石公園の桜は3分咲き~5分咲き程度といったところです。

    2023年3月21日撮影


    2本のうち道草庵に向かって右側の桜のほうが、
    日当たりの関係か、咲き加減が少し早く5分咲き程度。

    2023年3月21日撮影


    道草庵に向かって左側の桜の方はまだ3分咲き程度です。
    3月下旬は雨模様の日が続くようですので、
    雨が上がる頃には満開の桜が皆さまをお迎えすることでしょう。

    ちなみに、漱石山房記念館の入り口近くには、
    漱石の作品「虞美人草」をイメージして、
    2月末にシャーレーポピーを植えました。

    こちらも可愛らしい花を咲かせていますので、
    ご来館の際には探してみてください。

    テーマ:その他    2023年03月22日
  • 開館5周年記念《特別展》「夏目漱石と芥川龍之介」を終えて

    開館5周年記念として開催した令和4年度の特別展「夏目漱石と芥川龍之介」が
    11月27日をもって無事に終了しました。
    新型コロナウイルスの蔓延以降、久々に連日多くのお客様にご来館いただきました。
    また、特別展や開館5周年に関係したイベントも数多く開催でき、
    慌ただしい中にも充実した日々が続きました。

    「田端文士村記念館」とのスタンプラリーでは562人の方がコンプリートし、
    記念品の和紙ステッカーをお渡ししました。
    500人以上の方々が、漱石と芥川に縁のある2つの記念館を訪れて、
    関連した展示などを見ていただけたというのは、とても嬉しいことです。
    ちなみに、記念品の“和紙ステッカー”は『吾輩ハ猫デアル』初版本の表紙をデザインしたもので、
    上中下巻3枚揃いセットで現在も当館ミュージアムショップで販売中です。

    今回の展示会は、ご親族の皆様、芥川の関係資料を所蔵する施設や大学など、
    多くの皆様のご協力により実現しました。
    今回の特別展でもご指導をいただいた芥川龍之介研究の第一人者である関口安義都留文科大学名誉教授が
    12月17日に心不全でお亡くなりになりました。
    その数日前には当館にもお越しになり、元気なご様子だったので、突然の訃報に言葉を失いました。
    都留文科大学の研究紀要に連載中だった内村鑑三の評伝は、
    残念ながら未完となってしまいましたが、最後まで研究者としての人生を貫かれました。
    これまで漱石山房記念館に多大なるお力添えをいただいた、
    関口氏にあらためて感謝と哀悼の意を表します。

    11月3日に行われた関口氏の特別展記念講演会「新しい芥川像の創造 芥川研究五十年」は、
    1月下旬から3月末まで動画配信を予定しています。
    関口氏の残した貴重な言葉の数々を、皆様にもお受け取りいただければと思っています。

    テーマ:その他    2023年01月16日
  • マンガで知る漱石

    『漱石山房記念館だより 第3号』で「漱石山房記念館訪問記」を描いていただいた、
    漫画家・香日ゆらさんによる文豪コメディ『JK漱石』の第1巻が12月8日に刊行されました。
    ※『漱石山房記念館だより』のバックナンバーはこちらをクリック

    『JK漱石』は夏目漱石が記憶を持ったまま、100年後の現代日本に生まれ変わり、
    女子高生として生活する……というストーリーのマンガです。

    香日ゆら『JK漱石 1』(KADOKAWA)

    香日ゆらさんは『先生と僕-夏目漱石を囲む人々-』(全4巻/KADOKAWA)や、
    『漱石とはずがたり』(全2巻/KADOKAWA)、
    『夏目漱石解体全書』(河出書房新社)など、
    今までにも漱石に関する書籍を多数刊行されています。
    今回の『JK漱石』はコメディ色の強い作品ではありますが、
    漱石に関するさまざまな知識が豊富に織り込まれていて、
    漱石の生涯についてご存知の方は、ちりばめられたオマージュを楽しめます。
    漱石についてよく知らない方でも、元ネタについて丁寧に解説されていますので、
    マンガを読みながら知識を深めることができるのではないでしょうか。

    この単行本第1巻に収録されている第2話の扉背景には、
    漱石山房記念館の再現展示室を描いてくださいました。
    漱石の書斎の細かい部分まで取材していらっしゃいますので、
    ぜひ実際の再現展示室と見比べてみていただければと思います。

    『JK漱石』をはじめ、香日ゆらさんの著作は、
    漱石山房記念館1階のブックカフェと、地下1階の図書室でお読みいただけます。
    また、漱石山房記念館ミュージアムショップでは香日ゆらさんデザインの
    「漱石作品湯呑」(税込み1,300円)も販売中です。
    ※こちらの商品は通信販売には対応しておりません。

    香日ゆら「漱石作品湯呑」

    香日ゆら「漱石作品湯呑」

     

    テーマ:その他    2022年12月20日
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