その他 一覧
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漱石山房再現の道①
漱石山房記念館は、昭和20年(1945)5月25日の空襲で焼失した漱石山房の跡地に開館します。記念館の整備にあたって、土地の記憶を継承する場としての役割を重視し、館内に漱石山房の一部を再現します。
そこで、山房再現の道のりを3回にわたってご紹介します。
平成24年度に設置した記念館整備検討会で、研究者・近隣住民・公募委員の皆さまなどで、記念館のあり方について8ヶ月間にわたり検討を重ねていく中で、焦点になったのは山房の再現方法でした。
漱石山房については、石﨑等・中山繁信著『夏目漱石博物館 絵で読む漱石の明治』(彰国社)において、漱石の長男純一の聞き取り調査に基づいた再現が試みられており、新宿区もこの成果をもとに模型を製作し、新宿歴史博物館に展示しています。
山房の内外装に関しては、漱石自身の記述や絵画、次男伸六の随筆のほか、木曜会に出入りした弟子の小宮豊隆・森田草平・松岡譲・芥川龍之介らも記述を残しています。しかし、これらの記述には食い違う部分があり、書斎の広さも8畳と10畳の二説があって、はっきりしなかったのです。(次回4月19日更新の「漱石山房再現の道②」に続く)
▲漱石山房の書斎における漱石(大正3年)
▲検討会の様子(平成25年3月)テーマ:その他 2017年04月18日 -
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漱石コンクール入賞作品展 at 新宿東口駅前献血ルーム
平成28年度新宿区夏目漱石コンクール絵画部門「猫になって描いてみよう!」の入賞作品を、新宿東口駅前献血ルームにて6月30日(金)まで展示していただいています。
献血ルームにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
※新宿東口駅前献血ルーム
https://www.tokyo.bc.jrc.or.jp/rooms/roomhp/room206.htmlテーマ:その他 2017年04月17日 -
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夏目漱石生誕150周年貨幣セットの贈呈式
先日吾輩ブログでご紹介した「夏目漱石生誕150周年貨幣セット」の贈呈式が、3月23日に新宿区役所で行われました。写真は造幣局の百嶋理事長(左)から吉住区長(右)へ、貨幣セットが手渡される様子です。
贈呈された貨幣セットです。写真提供や年譜作成等に、新宿区が協力しました。
※通信販売の申込受付期間は4月19日(水)迄です。詳細は下記をご覧ください。
http://www.mint.go.jp/buy/coinset-online/coinset-online-sale/hanbai_h29_natume.html
テーマ:その他 2017年03月27日 -
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一時閉園前日の漱石公園
記念館建設工事に伴う一時閉園の前日、漱石公園には春の気配が近づきつつありました。漱石先生のすぐ傍のハナカイドウの蕾も膨らんでいます。
まち歩き愛好団体の皆さまの足元には、水仙が咲いていました。
テーマ:その他 2017年03月07日 -
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Happy Birthday 漱石先生
2月9日は、新暦で夏目漱石150回目の誕生日にあたります。
漱石について記した図書や記事、テレビ番組などでも2月9日を誕生日として紹介する例をよくみかけます。しかし、漱石が生まれた時代に使用されていた旧暦(太陰暦)では、慶応3年1月5日生まれということになります。
明治政府は、江戸時代まで使用していた太陰暦(旧暦)を西欧諸国と同じ太陽暦(新暦)に改めることとし、明治5年(1872)12月3日をもって新暦の明治6年1月1日としました。このため、漱石のように改暦前に生まれた人の誕生日は、旧暦と新暦では異なるということになります。
漱石の誕生日は、新暦では2月9日、旧暦では1月5日。新暦と旧暦を正しく付記すればどちらも間違いとはいえません。「慶応3年1月5日(新暦の1867年2月9日)生まれ」と記すのが最も正確でしょう。
当然のことながら、漱石自身は1月生まれ、正月生まれという意識を持っており、本人の記述などでもそのことが確認できます。
写真は5、6歳頃、鎧を着た漱石の姿です。
『漱石寫眞帖』より
テーマ:その他 2017年02月09日 -
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年始のご挨拶
テーマ:その他 2017年01月04日 -
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年末のご挨拶
いつもご覧いただきありがとうございます。
平成29年(2017)9月の漱石山房記念館開館に向けて、本年1月にオープンしました記念館ホームページと吾輩ブログ。記念館情報はもちろんのこと、様々な展示会、イベントをご紹介してまいりました。夏目漱石を愛する皆様のお役に、少しでも立てていましたら幸いです。
来年は漱石生誕150年、いよいよ記念館オープンの年です。情報発信に力を入れてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
テーマ:その他 2016年12月28日 -
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漱石アンドロイド
去る12月8日(木)に、夏目漱石のアンドロイド「漱石アンドロイド」の完成披露記者発表が行われました。
二松学舎大学大学院文学研究科と国立大学法人大阪大学大学院基礎工学研究科(石黒研究室)との共同研究で生まれた漱石アンドロイドは、「ご無沙汰ですね。ほぼ100年ぶりというところでしょうか」と挨拶し、『夢十夜』の第一夜を朗読しました。
今後は日本初、授業を行うアンドロイドを目指すとともに、新たな文学研究・人物研究および人間社会におけるアンドロイドの受容性研究の基盤となることが期待されています。
『夢十夜』第一夜を朗読する漱石アンドロイド
漱石孫・夏目房之介さん(左)、
大阪大学教授・石黒浩さん(右)とのスリーショット
テーマ:その他 2016年12月13日 -
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ふれあいフェスタに出展しました
10月16日(日)に戸山公園で開催されたふれあいフェスタに、新宿区立漱石山房記念館PRブースを出展しました。ブースでは漱石にまつわるミニクイズを実施、読書にぴったりのコーヒーを提供しました。また、大新宿区まつり法被カラーのPepperくんも登場し、記念館の紹介をしてくれました。
テーマ:その他 2016年10月27日 -
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漱石コンクール/平成27年度の受賞作品
先日に続いて、夏目漱石コンクール絵画部門の平成27年度最優秀賞2作品をご紹介します。
小学生低学年の部 最優秀賞「わたしが二ひき」新宿区立落合第四小学校 2年 ケネディ ジョハナ小学生高学年の部 最優秀賞「ドドから見たきんじょのぼすねこ」合志市立西合志東小学校 5年 山本 樹今年度はどんな作品が生まれるでしょうか。読書感想文、絵画とも期待が募ります。
※平成27年度その他の受賞作品はこちら
平成27年度受賞http://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_002110.html
テーマ:その他 2016年08月31日 -
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漱石コンクール/平成26年度の受賞作品
まもなく8月も終わりですね。夏目漱石コンクールの募集は9月16日(金)までです。募集〆切まで残り約半月になりました。
そこで、今回は過去の受賞作品を紹介したいと思います。平成26年度の絵画コンクール部門で、最優秀賞に輝いた2作品です。
小学生低学年の部 最優秀賞「コラー マテ!」松山市立粟井小学校 2年 持谷 麻那小学生高学年の部 最優秀賞「手をふられてもなぁ・・・」新宿区立四谷小学校 5年 相馬 伸明今年度のコンクールも、多くのかたのご応募をお待ちしています。
※平成26年度その他の受賞作品はこちら
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_002078.html
テーマ:その他 2016年08月30日 -
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夏目漱石記念年の幕開けです
夏目漱石の生誕150年、没後100年を記念して、今春から全国で催しが行われます。
5月14日(土)には、「夏目漱石記念年 全国オープニング式典」が熊本県熊本市で開催されました。
テーマ:その他 2016年05月20日 -
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道草庵 訪問記録
漱石公園内にある「道草庵」に設置されているノートには、来園された皆さまにメッセージやイラストを自由にご記入いただいています。全国各地、海外からお越しいただき、ありがとうございます。
テーマ:その他 2016年02月25日