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漱石山房記念館 壁面緑化について

漱石山房通りから漱石山房記念館を見ると、
向かって右手(東側)と左手(西側)に入り口があり、
そこから漱石公園へ入っていくことができます。
右手の入り口には漱石の銅像があり、大きな門扉もあるため、
非常に分かりやすく、皆さんこちらから出入りすることが多いのではないでしょうか。
しかし、左手からも漱石公園に入ることができます。
向かって左手の入り口側の漱石山房記念館外壁では、
つる植物を育てて壁面緑化を行っています。
一見すると全部同じように思ってしまうかもしれませんが、
実は2種類のつる植物が混じっています。
2つのうち、つるがやや細いのが「ハゴロモジャスミン」(写真左側)で、
太いのが「テイカカズラ」(写真右側)です。
つるが互いに絡んでいる箇所もありますが、
地面からたどっていただければ分かりやすいです。


ハゴロモジャスミンは、「白い花びらが羽衣のように見える」ということが由来です。
テイカカズラは、「定家葛」と書きますが、
「定家」というのは、百人一首の撰者として有名な、
あの藤原定家のことです。
藤原定家が、後白河天皇の娘である式子内親王に思いを寄せ、
内親王が亡くなった後もその墓に葛となって絡みついた……という言われから付いた名前とのことです。
どちらも小さな花をたくさん付けます。
高い壁が白い斑点で覆われた様子はなかなか壮観です。
しかし、日当たりのよい建物の上部付近が良く繁茂しており、
横を通っても人の目の高さでは意外と気づきにくいのです。
どちらも4~5月が開花時期です。漱石山房記念館を訪れた際は、
ぜひ漱石公園も見ていただき、お帰りの際に漱石の銅像とは逆側の出入口を通ったら、
空を見上げていただくと、素晴らしい景色がご覧いただけるかもしれません。

テーマ:その他    2022年7月21日
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