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博物館実習生による漱石山房記念館レポート3 漱石の言葉を持ち帰ろう!

新宿区立新宿歴史博物館では、
学芸員資格の取得を目指す博物館実習生を受け入れています。
令和3年度も約1ヶ月間の博物館実習が行われ、
新宿歴史博物館内だけでなく、漱石山房記念館でも実習を行いました。
実習生による漱石山房記念館のレポートをお届けします。

記念館奥の階段を登り、2階展示室にいたる廊下の壁に、夏目漱石の言葉がたくさん並んでいるのをご存知ですか?

これらは漱石の作品や、親しい友人・門下生たちに宛てた書簡の中から一文を抜粋してパネルにしたもので、
誰もが知っている有名なものから、ハッとさせられるような鋭い一節まで様々です。
ひとつひとつから漱石の思いや人生観がうかがえ、“言葉の力”を存分に感じることができるスペースとなっています。

「漱石文学の言葉を大事にしたい」という思いから、
漱石山房記念館のミュージアムグッズには、漱石の言葉に焦点を当てたものがいくつか存在します。
その中から今日は2点ご紹介いたします。

ひとつ目は、漱石のことば鉛筆。
五角形の鉛筆の側面に、漱石の作品「吾輩は猫である」から「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」、
「草枕」から「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」
と、誰もが知っている一文が刻印されています。
おこづかいでも購入できる価格なので、
小中学生にも使いながら漱石作品に親しんでほしいという思いがあるそうです。

ふたつ目は、活版印刷メモ帳「夢十夜」。
こちらも漱石の作品「夢十夜」の第一夜の一節が抜粋され、表紙・メモ用紙部分に施されています。
新宿区の地場産業のひとつに印刷製本業があり、優れた印刷技術を活かしたグッズを作りたいと、
区内の佐々木活字店さんにご協力いただき完成しました。
文学作品をいかした個性的なミュージアムグッズとして注目され、
このメモを目当てに来館する方もいるそうです。

今回ご紹介したグッズは、いずれも2階のパネルから選ばれた言葉が引用されています。
ご来館の際には、ぜひ展示されたパネルで漱石の言葉をゆっくりと味わい、
気に入ったものがあればミュージアムグッズでお持ち帰りください。

(博物館実習生:星野)

テーマ:その他    2021年9月3日
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