新宿区オリジナルの、新商品の販売を開始しました。
漱石自筆の漢詩が書かれた扇子 3000円(税込)です。
明治45(1912)年6月の漱石自作の五言絶句「高梧能宿露 疎竹不蔵秋 静坐団蒲上 寥寥似在舟」が書かれた扇子です。
当館所蔵の漢詩扇面(現在は軸装)を元に、今回商品として作成しました。
高梧能宿露 高梧(こうご) 能(よ)く露(つゆ)を宿(やど)し
疎竹不蔵秋 疎(そ)竹(ちく) 秋(あき)を蔵(かく)さず
静坐団蒲上 静(しず)かに団蒲(だんぼ)の上(うえ)に坐(ざ)せば
寥寥似在舟 寥寥(りょうりょう)として 舟(ふね)に在(あ)るに似(に)たり
漱石は、午前中に小説を執筆し、午後は漢詩を作ったり絵を描いたりすることが多く、その生涯で数多くの漢詩文を残しました。
漢詩とともに、漱石の文字も味わい深いものとなっております。
ご来館の際は、ぜひミュージアムショップでご覧ください。
テーマ:お知らせ 2018年11月29日