長雨が上がり、朝のすがすがしい空気の中で満開の桜を見ていたら、
ボアンボアンと枝が一本だけ動いています。
近づいてよく見たら、
朝ごはんに夢中のヒヨドリがいました。
ヒヨドリは「果実」や「昆虫」に加えて、「花の蜜」も食べるそうです。
漱石の小説では「鵯」と漢字1字で書かれ、「門」や「明暗」に登場します。
「朝は崖上の家主の庭の方で、鵯が鋭い声を立てた。」(「門」六の一)
「すぐ崖の傍へ来て急に鳴きだしたらしい鵯も、
声が聴える丈で姿の見えないのが物足りなかつた。」(「明暗」百七十九)
現代の早稲田は崖や藪が開け、ヒヨドリを見つけることは容易ですが、
漱石が小説を書いていた100年前は、藪も多く、姿よりも声が印象的な鳥だったのでしょう。
桜はもう少し見られそうです。
ぜひお花見にいらしてください。
テーマ:その他 2025年4月4日