本日は当館講座室にて、新宿未来創造財団主催、神楽坂投扇興の会の協力の下、
「春の投扇興」が開催されました。
投扇興は、扇を投げて的に当て、その落ち方で点数を競う“お座敷遊び”です。
江戸時代の安永年間(1772~80)に考案されました。
江戸の人々の見立ての文化、雅な遊び心が息づく「投扇興」を、神楽坂でその継承にあたっている
「神楽坂投扇興の会」の模擬演技とともに体験しました。
ちなみに「扇を投げる」といえば、漱石作品の中の「彼岸過迄」において、
隅田川で銀扇を投げて水に流すという舟遊びの情景が描かれています。
「野分」にも同様の遊びについて述べている場面があります。
テーマ:その他 2018年3月17日