吾輩ブログ 一覧
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ミュージアムショップの新商品②
10月27日(土)からミュージアムショップで販売を開始した商品を、先日に続いてご紹介いたします。
1点目の商品は、ノートです。
サイズはA5・64ページ。
津田青楓 画「漱石先生読書閑居之図」(大正10年)が、表紙いっぱいにデザインされたノートです。中は白地の横罫で、上部に猫のイラストが描かれています。
表紙の絵には、漱石山房で漱石が椅子で寛ぎ読書をしている様子が描かれ、大正5年9月漱石作の漢詩が書き添えられています。
価格は200円です。
2点目の商品は、竹しおりです。
竹製のしおりです。
大きさは、縦134mm×横22mm。文庫本などにぴったりのサイズです。
当館所蔵の短冊や写真を掲載したもので、5種類あります。価格は、各200円です。
1 「すみれ程な小さき人に生れたし」
2 「藪陰や飛んで立つ鳥蕎麦の花」
3 「菊の花硝子戸越に見ゆる哉」
4 漱石と妻・鏡子の見合い写真
5 猫の墓写真(昭和3年撮影)と猫のイラストノートもしおりも日常的に使うことができ、漱石を身近に感じていただけるのではないでしょうか。
ご来館の記念に、ぜひどうぞ。
テーマ:お知らせ 2018年10月30日 -
ミュージアムショップの新商品①
本日より、新商品の発売を開始しました。
1点目の商品は、漱石と門下生の顔が描かれた手ぬぐいです。
漱石山房には、漱石を師と慕う門下生達が出入りしていましたが、その中の「漱石十弟子(画家 津田清楓の選で、実際は11人)」(松根東洋城・寺田寅彦・小宮豊隆・鈴木三重吉・森田草平・安倍能成・阿部次郎・野上豊一郎・内田百閒・赤木桁平・岩波茂雄)の顔が描かれています。
イラストは今回の描きおろしです。
手ぬぐいの大きさは、縦910mm×横380mmです。
価格は600円です。
2点目の商品は、マグネットです。
2種類のデザインがあります。価格は150円です。
A 津田青楓 画讃 「漱石先生像」
B 漱石の肖像写真
Aは、木曜会に出入りし漱石に油絵を教えた、画家 津田青楓の「漱石先生像」です。左側には、大正5年9月漱石作の漢詩が書き添えられています。
Bは、大正元年9月 小川一眞氏の撮影による漱石の写真で、千円札の肖像画の元になった写真として知られています。
大きさは、縦78mm×横53mm、縁部分の色は青と白で、雰囲気が異なります。
2つセットで使っても素敵です。
どちらも、新宿区のオリジナルグッズで、当館のみでの販売です。
ご来館の際は、ぜひミュージアムショップでご覧ください。
テーマ:お知らせ 2018年10月27日 -
職場体験・・中学生の書いた「記念館の見どころ」④
9月4日(火)~6日(木)、新宿区立落合第二中学校の中学2年生が職場体験に来ました。
受付など色々な仕事を体験し、ブログ記事「記念館の見どころ」を作成しました。ここでご紹介いたします。
紹介されている「道草庵」は、隣接する新宿区立漱石公園にあります。
テーマ:その他 2018年10月24日 -
特別展の資料から 2
現在開催中の特別展「漱石追慕のかたち―漱石、筆子、そして松岡譲」(11月25日(日)まで)で展示中の資料をご紹介します。
「漱石遺墨を伝える」
戦前刊行された、さまざまな『漱石遺墨』『漱石遺墨集』が並びました。
ここでいう「遺墨」とは、故人が書き残した書画のことです。
漱石没後、大正9(1920)年に遺墨展が開催され、多くの人々を魅了しました。それらの作品を纏めた遺墨集が大正11(1922)年から翌年にかけて春陽堂から刊行されますが、それ以前にも『漱石遺墨』が作られていました。今回の展示では、新たに確認された漱石一周忌の折に刊行された『漱石遺墨』をはじめとする、多くの資料を展示しています。
今回、中島国彦氏(早稲田大学名誉教授)による『漱石遺墨』についての調査の結果を、「『漱石遺墨』という幻の1冊」と題した解説パネルで紹介していただきました。是非合わせてご覧ください。
現在展示している『漱石遺墨』『漱石遺墨集』
1.『漱石遺墨』 大正6(1917)年12月
漱石一周忌の際に作られ、縁故ある人々に配布されたものです。これまで存在が確認されずにきたものですが、今回、中島国彦氏所蔵の一本がこれであることが判明し、展示することができました。志賀直哉から漱石の長男・純一に宛てた『漱石遺墨』を贈られた御礼のはがき(大正6年4月21日付)や、芥川龍之介から松岡譲に宛てた『漱石遺墨』を二、三冊頂けないかと尋ねている書簡(大正7年6月19日付)も展示しています。2.『漱石遺墨』(第二) 大正8(1919)年 12月
2016年11月に秀明大学で開かれた「夏目漱石展」において、川島幸希氏によって初めて紹介され、展示されました。大正7年12月の三回忌に向けて刊行が計画されましたが、大幅に遅れたことが、「夏目漱石展」で紹介された鏡子夫人の挨拶文(大正8年12月6日付)に記されています。3.『漱石遺墨集』 大正11(1922)年12月~12(1923)年9月 夏目純一編 春陽堂
回忌の記念のための私家版ではなく、市販用として刊行されたもので、大正11年から翌年にかけ、隔月1冊ずつ刊行された5冊本です。図版は各10点で、計50点が掲載されています。この『漱石遺墨集』が刊行される際に発行された「内容見本」のための資料も展示しています。4.『漱石遺墨集』 昭和10(1935)年5月 岩波書店
絵画12点、俳句や漢詩などの書10点が掲載されています。掲載されている22点のうち、13点は岩波茂雄所蔵(旧蔵を含む)のものです。※2と4については、特別展開始後に収集したため、10月20日(土)から展示しています。資料収集にあたりご協力を賜りました中島国彦氏に、心より御礼申し上げます。
テーマ:お知らせ 2018年10月21日 -
5万人目のお客様をお迎えしました
本日、有料観覧5万人目のお客様をお迎えしました。
愛知県からお越しのお客様で、当館館長(写真左)よりささやかな記念品をお贈りしました。
多くのお客様にお越しいただき、まことにありがとうございます。
今後も皆様に親しまれ、魅力的な記念館になるよう運営してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
テーマ:お知らせ 2018年10月19日 -
職場体験・・中学生の書いた「記念館の見どころ」③
テーマ:その他 2018年10月12日
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特別展の資料から 1
現在開催中の特別展「漱石追慕のかたち―漱石、筆子、そして松岡譲」(11月25日まで)で展示中の資料をご紹介します。
夏目漱石《ダリア図》
今回の特別展チラシの表紙を飾っている夏目漱石が描いた《ダリア図》。
13.8×9.9㎝の小さな絵で、額に入っています。
この絵について、漱石の長女・筆子がエピソードを書き残しています。(「父漱石」(漱石全集月報第18号 昭和4年8月 第18回配本付録)『漱石全集月報 昭和3年版 昭和10年版』(岩波書店)所収)
筆子が小学校5~6年生の頃(明治43~44年頃)、子ども部屋で絵を描いている筆子に、「下手だなひとつ描いてやらうか」と描いてくれたのが、ダリアの絵だそうです。
このことを書いた筆子の執筆メモも今回展示しています。
漱石が娘のために描いた絵と、娘から見た漱石の思い出を記したメモが同じ会場で展示されています。是非ご覧下さい。
※松岡筆子「父漱石」は地下1階図書室でお読みいただけます(『漱石全集月報 昭和3年版 昭和10年版』)。
テーマ:お知らせ 2018年10月8日 -
職場体験・・中学生の書いた「記念館の見どころ」②
9月5日(水)~7日(金)、新宿区立西早稲田中学校の2年生が職場体験に来ました。
受付など色々な仕事を体験し、ブログ記事「記念館の見どころ」を作成しました。ここでご紹介いたします。
中学生もおススメしてくれた再現展示室。
書斎は、県立神奈川近代文学館所蔵の漱石の遺品、東北大学附属図書館所蔵の漱石旧蔵書を模して再現されています。
テーマ:その他 2018年10月4日