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吾輩ブログ 一覧

  • 《通常展》テーマ展示 高浜虚子没後60年 漱石と高浜虚子 ‐「吾輩は猫である」が生まれるまで‐ の見どころ(令和元年12月3日~令和2年2月24日)

    令和元(2019)年12月3日(火)~令和2年2月24日(月・休)漱石山房記念館 2階展示室にて
    《通常展》テーマ展示 高浜虚子没後60年 漱石と高浜虚子 ‐「吾輩は猫である」が生まれるまで‐を開催しています。
    展示の詳細は以下のページをご覧ください。
    当館の展示情報 > 《通常展》テーマ展示 高浜虚子没後60年 漱石と高浜虚子‐「吾輩は猫である」が生まれるまで‐

    漱石と高浜虚子展示の様子

    令和元年は、俳人、小説家として知られる高浜虚子の没後60年にあたります。

    今回の展示では、虚子と漱石の関わりについて、
    特に両者の関係が最も親密である、漱石が「吾輩は猫である」を発表するまでの時期に注目しています。

    展示資料では、現存する漱石自筆の「吾輩は猫である」原稿にご注目ください。
    第9回、第11回の冒頭と、ネコがカメに落ちて成仏する最後の部分を展示しています。

    この他にも、漱石が虚子にあてた厳しくも愛情あふれる手紙も見逃せません。
    「吾輩は猫である」誕生に関わった虚子と漱石の関係をたどりながら二人の業績を紹介します。

    ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)

    日時:令和2年1月11日・25日/2月8日・22日の各土曜日 14時~(20分程度)
    会場:漱石山房記念館2階展示室
    申込:不要 ※小中学生無料。高校生以上は観覧券が必要です。

    図録

    漱石と高浜虚子_図録
    《通常展》テーマ展示 高浜虚子没後60年 漱石と高浜虚子 ‐「吾輩は猫である」が生まれるまで‐
    図録(A4判 42頁)500円(税込)は、ミュージアムショップにて販売中です。

    皆さまのご来館をお待ちしております。

     

    テーマ:お知らせ    
  • 新宿の職人技で作った活版印刷メモ帳「夢十夜」を発売しました

    漱石山房記念館のある早稲田から江戸川橋にかけての一帯には、
    新宿区の地場産業の一つである、印刷業の会社が多くあります。

    この地域に印刷業の会社が集まり始めたのは、明治時代。
    日本初の国産洋装本を印刷するなど、日本の印刷業の先駆者だった秀英社が、
    明治19(1886)年に市ヶ谷加賀町に工場を開設したのがきっかけと言われています。
    明治40(1907)年には日清印刷が榎町に工場を開設、
    その後、この2つの会社が合併し、現在の大日本印刷となりました。
    下請けとして支える中小の印刷業者も次々とこの地域に集まり、今に至ります。
    (参考Webサイト:一般社団法人新宿区印刷・製本関連団体協議会“新宿区は印刷文化の拠点”
    http://insatsukanren-shinjuku.jp/concierge/shinjyuku_insatsu.html )

    漱石山房記念館のすぐ近く、榎町にある有限会社佐々木活字店は大正6(1917)年創業。
    日清印刷鋳造部の責任者をしていた佐々木巳之八さんが、活字鋳造販売業を始めたのだそうです。

    佐々木活字店
    新宿区の地域文化財にも登録されている佐々木活字店では、
    現在も活字の鋳造から文選、植字、印刷の全行程を手がけており、
    四代目の佐々木勝之さんは『デザインのひきだし』や
    『BRUTUS』などの雑誌にも紹介されている、注目の職人さんです。
    佐々木活字店の詳細はこちらのページをご覧ください。

    佐々木活字店

    佐々木活字店

    そんな佐々木さんに、新宿区にある漱石山房記念館ならではの、
    特別なミュージアムグッズを作りたいと相談して出来上がったのが、活版印刷メモ帳「夢十夜」
    夏目漱石の作品「夢十夜」から「百年待つてゐて下さい」の言葉が印象的な第一夜の一部分を、
    表紙と中のメモ用紙に活版印刷であしらっています。

    活版印刷メモ帳_白

    活版印刷メモ帳_青

    白と青の2色で、各色500円。
    商品の詳細はミュージアムショップのページをご覧ください。

    特に表紙は「夢十夜」が収録された『四篇』の初版本をもとにした旧字旧仮名遣い総ルビ、
    漢字と仮名で文字の大きさを変えてデザイン性を高めていますが、
    この活字組版はとても手の込んだ仕事です。
    手に取ってみると「本当に活版印刷?」と思ってしまうくらい、凹凸の少ない仕上がり。
    活版印刷といえば印刷面の凹凸が特徴と思われる方も多いと思いますが、
    紙をなるべく凹まさず、ムラなく綺麗に仕上げるのが「キス・インプレッション」と呼ばれる職人技。
    紙にキスをするように、必要最小限の圧力でインクをのせるのが職人の腕の見せ所です。

    活版印刷メモ帳

    中のメモ用紙には一枚一枚、活版印刷で
    「百年待つてゐて下さい」の一文が印刷されている贅沢なつくりです。
    佐々木活字店で使われている飾り罫の中から、
    漱石山房記念館の前庭に植えられているトクサに似たものを選びました。

    活版印刷メモ帳

    新宿の職人技を感じられる活版印刷メモ帳「夢十夜」は、
    11月より漱石山房記念館のミュージアムショップのみで販売しています。
    各色限定500部の販売ですので、どうぞお早めにお求めください。

    テーマ:お知らせ    
  • ミニトート『吾輩は猫である』好評販売中です

    10月から漱石山房記念館のミュージアムショップに、
    ミニトート『吾輩は猫である』が仲間入りしました。

    ミニトート『吾輩』(ナチュラル)

    ミニトート『吾輩』(ネイビー)

    ナチュラルとネイビーの2色で、価格は各800円。
    詳細はミュージアムショップのページをご覧ください。

    内ポケットとキーホルダーなどがつけられるループがついていますので、
    お財布や携帯電話を入れて、ちょっとしたお出かけに便利です。

    お弁当箱とマイボトルがちょうど入るサイズですので、
    ランチタイム用のサブバッグとしてもぴったりです。

    缶バッジやキーホルダーをつけて、自分好みにアレンジするのもオススメ。

    プリントしてあるイメージは、
    『吾輩ハ猫デアル』初版本上編表紙(橋口五葉装丁)からデザインしました。
    特に、ナチュラルは初版本の雰囲気が出せるよう、
    完成までに何度も色味を調整しました。

    ネイビーとナチュラルでは素材感が少し異なりますので、
    ぜひミュージアムショップの見本を手に取ってご覧ください。

    テーマ:お知らせ    
  • 《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐ の見どころ(令和元年9月18日~11月24日)

    令和元(2019)年9月18日(火)~11月24日(日)漱石山房記念館 2階展示室にて
    《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐ を開催しています。
    展示の詳細は以下のページをご覧ください。
    当館の展示情報 > 《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐

    救い出された文学コレクション展示の様子
    今回は、宮城県亘理町荒浜地区で、
    江戸時代から続く豪商・江戸清吉が集めた「江戸家資料」を展示しています。
    江戸清吉は、単にコレクターだけではなく、
    作家本人、あるいは、作家に近しいお弟子さんに連絡を取り、
    手に入れた資料が本物かどうか鑑定してもらうことに寸暇を惜しみませんでした。
    そんな熱心なやり取りの手紙やはがきをご覧いただけます。

    展示の資料で目玉は、
    夏目漱石が漱石山房原稿用紙を使用して執筆した作品のなかで、現存するもっとも古い原稿「文鳥」です。
    橋口五葉によって龍がデザインされた一行19文字の草色罫線の原稿用紙に書かれた原稿18枚が、
    きっちりと1冊のスクラップ帖にまとめられています。

    漱石関連資料以外でも、貴重な資料が集められており、
    国木田独歩の熱い思いが伝わる長文の恋文や森鷗外の「北條霞亭(ほうじょうかてい)」の原稿、
    新宿ゆかりの文学者である泉鏡花・田山花袋の原稿、
    そして、幕末の重要人物・勝海舟の書状も見どころの一つです。

    これらの資料は、地震や津波で被災しました。
    しかし、文化財レスキューの活動によって展示できるまでになりました。
    この活動がなければ、この展示はなかったといっても過言ではありません。
    普段、なかなか知ることができない
    文化財レスキューという活動もあわせてご紹介しています。

    ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)

    日時:10月19日/11月2日・16日/12月14日の各土曜日 14時~(30分程度)
    会場:漱石山房記念館2階展示室
    申込:不要 ※小中学生無料。高校生以上は観覧券が必要です。

    リーフレット

    救い出された文学コレクションのリーフレット
    《特別展》救い出された文学コレクション‐亘理町・江戸家資料の世界‐
    リーフレット(A4判 28頁)200円(税込)は、ミュージアムショップにて販売中です。

    皆さまのご来館をお待ちしております。

     

    テーマ:お知らせ    
  • 《通常展》テーマ展示「そうせきさんってどんな顔?」終了しました

    令和元年7月9日(火)から始まった
    《通常展》テーマ展示「そうせきさんってどんな顔」も、
    夏の終わりとともに、令和元年9月8日(日)で終了しました。

    期間中はたくさんの方にご来館いただき、
    漱石の顔を描いていただいたワークシートは、525枚になりました!
    毎朝、皆様の作品を展示することがスタッフの楽しみでした。
    作品で華やかになった展示室の様子がこちらです。

    そうせきさんってどんな顔?展示風景

    そうせきさんってどんな顔?展示風景

    そうせきさんってどんな顔?展示風景

    そうせきさんってどんな顔?展示風景

    ご来館、ワークシートのご参加、誠にありがとうございました。

    次回の特別展までの期間(令和元年9月10日(火)~16日(月))は、
    展示準備のため2階の展示内容を縮小して開館しています。
    ご来館の際はご注意ください。

    テーマ:お知らせ    
  • 漱石山房記念館の夏休みイベントレポート

    漱石山房記念館では夏休み向けにイベントを開催しました。
    その様子をレポートします。

    オリジナルしおりづくり 令和元年7月21日(日)14:00~17:00

    オリジナルしおりづくりを開催しました。
    おひとりやグループ、親子連れなど、
    小さなお子さまからご年配の方までたくさんの方にご参加いただきました。
    皆さん、夏目漱石の言葉の入った、自分だけのオリジナルしおりづくりに集中していました。

    20190721_しおりづくり

    オリジナルしおりづくりの様子

    20190721_しおりづくり_02

    オリジナルしおりづくりの様子

    子ども向けアルバムづくり教室 令和元年7月27日(土)10:30~12:00

    手製本家のアビコノコ氏(abc bookbinding class主催)を講師にお迎えして
    子ども向けアルバムづくり教室を開催しました。

    展示中の「そうせきさんってどんな顔?」に出品されている『漱石寫眞帖』にちなみ、
    平紐綴じの技法を学びながら、和紙や針と糸を使って写真帖(アルバム)を手づくりしました。
    当館での本格的な工作教室は初めての開催でしたが、
    小さなお子さまも、保護者の方やボランティアと協力して和やかな雰囲気で手づくりに挑戦していました。

    20190727_アルバムづくり教室

    子ども向けアルバムづくり教室の様子

    俳句入門講座 令和元年7月28日(日)10:30~12:30

    俳人の大西朋氏(俳人協会幹事・俳句結社「鷹」同人)を講師にお迎えして、
    俳句を初歩から学べる俳句入門講座を開催しました。

    小学生から年配の方まで、幅広い年齢層の方にご参加いただきました。
    講師の先生と俳句の題材を求め、漱石山房記念館館内や漱石公園を散策したり、
    充実した講座だったとご感想をいただきました。

    20190728_俳句入門講座

    俳句入門講座の様子

    20190728_俳句入門講座

    俳句入門講座の様子

    夏休み朗読会 令和元年7月21日(日)、8月17日(土)各日とも11:00~11:45

    ふみのしおり(新宿歴史博物館ボランティア朗読会)に協力していただき、
    「夢十夜(第一夜、第三夜)」、「吾輩は猫である」、「永日小品(猫の墓、柿)」の朗読会を開催しました。
    猛暑日にもかかわらず、多くの方に参加いただきました。
    今回の朗読会は両会ともイントロ当てクイズ(作品の冒頭部分を朗読し、作品名を当てるクイズ)を行い、
    小学生の方も積極的に参加して、活気のある朗読会となりました。
    さらに、イントロ当てクイズで使用する作品の初版本の名著復刻版を朗読会場(地下1階講座室)に展示し、
    朗読会終了後に実際に手に取ってご覧いただきました。
    漱石作品が発表された当時の雰囲気を味わえたとご好評でした。

    201907-08_夏休み朗読会

    夏休み朗読会の様子

    ブックトーク 令和元年8月18日(日)14:00~15:00

    西落合図書館司書の高橋氏と東氏を講師にお迎えし、ブックトークを開催しました。
    夏目漱石をテーマにクイズを交えながら、楽しく読書をすすめる方法をお話しいただきました。
    親子連れから大人の方までご参加いただき、
    西落合図書館からお持ちいただいたおすすめの本を実際に手に取ってご覧いただきました。

    20190818_ブックトーク

    ブックトークの様子

    ミステリークエスト~夏目漱石からの挑戦状~ 令和元年7月21日(日)~8月24日(土)

    西落合図書館と漱石山房記念館を舞台にした謎解きゲームイベントを開催しました。
    小中学生から大人の方まで、夏目漱石をテーマにした謎解き冊子を手に持ち、
    ミステリークエストにチャレンジしていました。

    テーマ:イベント    
  • 漱石山房記念館へは都営バスも便利です

    漱石山房記念館へのアクセスは地下鉄のほか、都営バスもご利用いただけます。
    JR新宿駅や新宿歴史博物館、JR目白駅や西落合図書館からお越しになる際は、
    「都営バス白61系統」に乗っていただき、
    「牛込保健センター前」の停留所で降りていただくと便利です。

    白61系統の路線図は都営バスのウェブページからご覧ください。
    https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/

    JR新宿駅や新宿歴史博物館方面からは「白61 練馬駅・練馬車庫行」のバス、
    JR目白駅や西落合図書館方面からは「白61 新宿駅西口行」のバスに乗り、
    「牛込保健センター前」の停留所で降りて下さい。
    停留所は牛込保健センターの目の前にあります。

    バス停

    バスを降りると外苑東通りです。
    「牛込保健センター」の信号まで進んでください。
    ※草間彌生美術館や防衛省とは逆方向です。

    外苑東通り

    「牛込保健センター」の信号の左脇に
    「漱石山房記念館」と「漱石山房通り」の案内板があります。
    「漱石山房通り」へ進んでください。

    案内板

    漱石山房通り

    住宅街を進むと右側に漱石山房記念館が見えます。

    漱石山房記念館

    停留所から徒歩2分ほどで漱石山房記念館へ到着します。

    記念館入口

    暑い日が続きますので、公共交通機関を上手にお使いいただき、
    体調には充分お気をつけてご来館ください。
    みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

    テーマ:その他    
  • 7万人目のお客様をお迎えしました

    本日、有料観覧7万人目のお客様をお迎えしました。
    当館館長(写真右)よりささやかな記念品をお贈りしました。

    来館7万人記念写真

    猛暑が続くなかでも多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございます。
    今後も皆様に親しまれる、魅力的な記念館になるよう運営してまいります。
    何卒よろしくお願いいたします。

     

    テーマ:お知らせ    
  • 「ミステリークエスト~夏目漱石からの挑戦状~」に参加しよう!(令和元年7月21日~8月24日)

    ミステリークエストポスター
    「ミステリークエスト~夏目漱石からの挑戦状~」は、
    西落合図書館と漱石山房記念館を舞台にした謎解きゲームイベントです。
    今回は夏目漱石をテーマにした謎解き冊子を配布。
    西落合図書館漱石山房記念館に来館すると
    答えやヒントになっているものがわかるような問題を提示します。
    漱石山房記念館では、謎解き冊子を受付で配布しています。

    すべての謎を解いて西落合図書館に冊子を持って行くと
    記念品(缶バッチ)がもらえます!

    【イベント実施期間】2019年7月21日(日)~8月24日(土)
    【記念品引換期限】2019年8月31日(土)まで
    【記念品引換場所】西落合図書館のカウンター

    ミステリークエスト問題集
    謎解き冊子は3種類!
    問題自体は変わりませんが、ヒントの数などが違います。

    〔初級編〕小学校低学年~中学年向け ヒント2つ・ふりがなあり
    〔中級編〕小学校中学年~高学年向け ヒント1つ・ふりがなあり
    〔上級編〕中学生~高校生向け    ヒントなし・ふりがななし

    参加対象は小学生以上の児童とその保護者ですが、どなたでも、ご参加いただけます。

     

    【漱石山房記念館の観覧料】
    一般……300円
    ミステリークエスト期間中の中学生以下……無料
    ミステリークエストに参加する高校生……150円

    【漱石山房記念館の開館時間と休館日】
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
    休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は、直後の休日でない日)
    くわしい休館日は、漱石山房記念館年間スケジュールページの開館カレンダーをご覧ください。
    ご利用案内 > 年間スケジュール > 開館カレンダー

    【西落合図書館の開館時間と休館日】
    火曜日~金曜日 9:00~19:00
    土曜日・日曜日・祝日・休日 9:00~18:00
    休館日:月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、館内整理日(第3木曜日。祝日・休日の場合は翌日。)
    くわしくは西落合図書館のウェブサイトをご覧ください。
    https://www.library.shinjuku.tokyo.jp/facility/nishiochiai.html

    【イベントに関するお問合せ】
    新宿区立西落合図書館(新宿区西落合4-13-17)電話 03-3954-4373

    テーマ:イベント    
  • 《通常展》テーマ展示「そうせきさんってどんな顔?」の見どころ(令和元年7月9日~9月8日)

    令和元(2019)年7月9日(火)~9月8日(日)漱石山房記念館 2階展示室にて
    《通常展》テーマ展示 そうせきさんってどんな顔?を開催しています。
    展示の詳細はこちらをクリック

    今回は夏休み期間ということで、小中学生の方にも楽しんでいただけるように、
    漱石の写真や肖像画をたくさん集めました。

    子どもの頃の漱石の写真から始まり、お見合い写真や弟子に送った猫耳の自画像、
    切手やお札、デスマスク(複製)まで、時代によって髪型やひげの形が変わったり、
    描く人によって印象がガラリと変わったり、いろいろな漱石に出会えます。

    展示室の奥には夏目漱石人形が座っています。
    この人形は、平成19年(2007)に制作した映画「ユメ十夜」のプロモーション用として、
    日活株式会社が製作したもので、同社よりNPO法人漱石山房の所有を経て、
    新宿区に寄贈されました。

    2階展示室は通常、写真撮影禁止となっていますが、
    8/10(土)と17(土)のギャラリートーク時のみ、
    夏目漱石人形の写真撮影をしていただけます。
    ご来館の記念写真にいかがでしょうか?

    ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)
    小中学生向けにワークシートを用いながら、展示内容を解説します。
    日時:8月10日・17日の各土曜日 14時~(20分程度)
    会場:漱石山房記念館2階展示室
    申込:不要 ※小中学生無料。高校生以上は観覧券が必要です。

    小中学生は7月23日(火)~8月23日(金)および土日祝日は入館料が無料です。
    夏休みはぜひ親子で漱石山房記念館へお越しください。

    テーマ:お知らせ    
  • 駅社員がおススメの銭湯と沿線スポット巡りスタンプラリー(令和元年6月17日~7月21日)

    山道を登りながら、こう考えた。
    智に働けば角が立つ。
    情に掉させば流される。
    意地を通せば窮屈だ。
    とかくに人の世は住みにくい

    この書き出しで有名な夏目漱石の作品「草枕」は、温泉が舞台となります。
    ちょうど良い湯加減の湯船につかると、思わず声が出るくらい幸せな気分になりますね。

    ただいま、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では、
    東西線落合駅から飯田橋駅間にて、
    東京メトロ駅社員がおススメの銭湯・沿線スポットを紹介し、
    東西線沿線の新たな魅力をお伝えする、
    まだ見ぬ東西線の旅!~落合から飯田橋~
    「駅社員がおススメの銭湯と沿線スポット巡りスタンプラリー」
    2019年7月21日(日)まで実施中です。

    当館(漱石山房記念館)は、スタンプラリー達成賞の交換所です。
    スタンプラリー達成賞として、東京メトロオリジナル手ぬぐいを、先着5,000名様にお渡ししています。
    達成賞交換期限は、2019年7月23日(火)までです。

     

    テーマ:イベント    
  • 漱石公園のアジサイが見頃です

    漱石山房記念館に隣接している漱石公園のアジサイが見頃をむかえています。
    猫塚のうしろに白と青と紫の3種類の色のアジサイが咲いているほか、
    公園の入り口付近にはガクアジサイもあります。
    雨の日は漱石山房記念館の地下1階にある多目的スペースからも、
    ガラス越しに鮮やかなアジサイをご覧いただけます。

    アジサイ

    ガクアジサイ

    漱石公園の入り口では、バショウが花をつけています。
    2メートルを超えるほど高くのびて、力強く葉を広げているバショウの姿は、
    漱石山房記念館内に再現されたベランダ式回廊からもご覧いただけます。
    青々とした初夏の庭の景色をお楽しみください。

    バショウの花

    バショウ

    テーマ:お知らせ    
  • 猫たちのご案内

    夏目漱石作品の中にはがたくさん登場します。

    「吾輩は猫である」には、
    我輩は波斯(ペルシャ)産の猫のごとく黄を含める淡灰色に漆のごとき斑入りの皮膚を有している。

    「硝子戸の中」の中でも、
    ある人が私の家の猫を見て、「これは何代目の猫ですか」と訊いた時、
    私は何気なく「二代目です」と答えたが、あとで考えると、
    二代目はもう通り越して、その実三代目になっていた。
    初代は宿なしであったにかかわらず、ある意味からして、だいぶ有名になったが、
    それに引きかえて、二代目の生涯は、主人にさえ忘れられるくらい、短命だった。(中略)
    その後へ来たのがすなわち真黒な今の猫である。

    そんな様々な猫たちが、漱石山房記念館の展示順路をご案内しています。

    猫の足跡

    再現展示入り口の猫

    猫塚の方を見る猫

    階段を上る猫

    展示をご覧になりながら、この猫たちにも会いに来てください。
    そして、夏目漱石作品の中の猫探しもしてみてはいかがでしょうか。

    テーマ:漱石について    
  • 全集未収録資料、展示初公開資料を展示しています(令和元年5月14日~6月30日)

    令和元(2019)年5月14日(火)~6月30日(日)漱石山房記念館 2階展示室にて

    《通常展》テーマ展示 新収蔵資料展 漱石「「土」に就て」のメッセージ

    「面白いから読めといふのではない 苦しいから読めといふのだ」

    を開催しています。 展示の詳細はこちらをクリック

    新たに購入した夏目漱石の直筆原稿「「土」に就て(つちについて)」

    を当館では初めて展示するとともに、

    「土」の作者である長塚節(ながつか たかし)の

    関連資料をご紹介しています。

     

    さらに、今回特別にお借りすることができた

    ・夏目漱石 長塚節あて書簡 明治43(1910)年6月11日

    『漱石全集』にも未収録の貴重な資料です。

    また、

    ・森田米松(草平) 長塚節あてはがき 明治43(1910)8月14日

    ・森田米松(草平) 長塚節あて書簡 明治43(1910)9月1日

    ・森田米松(草平) 長塚節あてはがき 明治43(1910)9月28日

    の3点も今回お借りしたもので、

    『長塚節全集』には収録されていますが、展示初公開の資料です。

     

    加えて今回は漱石山房記念館に近年ご寄贈いただいた、

    ・夏目漱石 書簡 メモ 貼り交ぜ屏風

    ・赤木桁平旧蔵の夏目漱石筆「古来聖賢寂莫」扁額

    ・漱石(金之助)と坪内逍遥(雄蔵)の名が並んでいる東京専門学校専修英語科卒業證書

    ・漱石の妻の実家である中根家に伝わった夏目家の道具類(お盆、鏡、重箱)

    などの資料も当館では初めて公開しています。

     

    まだあまり知られていない資料をご覧いただけるチャンスですので、

    ぜひこの機会に漱石山房記念館にお越しください。

    テーマ:お知らせ    
  • 香日ゆらさんの「漱石作品湯呑」ショップにて販売中

    香日 ゆら(コウヒ ユラ)さんは、青森県生まれの漫画家です。
    著書に『先生と僕 夏目漱石を囲む人々』『漱石とはずがたり』『夏目漱石解体全書』など、
    夏目漱石や弟子をモチーフとした作品があります。

    特に、『先生と僕 夏目漱石を囲む人々』は、
    夏目漱石の生涯と、正岡子規・中村是公・高浜虚子・寺田寅彦ら友人・門下・家族との
    交流を描く四コママンガで、
    漱石の学生時代から教師時代、ロンドン留学、作家デビューまで描かれています。
    漱石山房記念館ブックカフェにもご用意しておりますので、
    お立ち寄りの際はご一読されてみてはいかがでしょうか。

    さて、

    その香日ゆらさんのグッズをショップにて販売をはじめました。
    夏目漱石の執筆作品名を原稿用紙にずらりと並べたデザインの、なんと、湯呑です。

    「爪の何とかを煎じて……」というわけにはいきませんが、
    文豪気分で一服いかがでしょうか。

    香日ゆら「漱石作品湯呑」

    香日ゆら「漱石作品湯呑」

    素材:陶器
    大きさ:直径約6.5cm、高さ約9.0cm
    重さ:約220g(箱を含めると約240g)
    価格:1300円(税込)

    テーマ:お知らせ    
  • 三重吉のネーブルアイスクリーム、完売しました

    特別展》漱石と鈴木三重吉 広島の加計正文との交流を軸に

    の期間限定メニューとしてCAFE SOSEKIで販売していた、

    「三重吉のネーブルアイスクリーム」はご好評につき、完売しました。

    CAFE SOSEKIではほかにも漱石にちなんだ「柿アイスクリーム」をご用意しています。

    使用しているのは広島県安芸太田町が特産の「祇園坊柿」

    安芸太田町は今回の展示でご紹介している、加計正文の郷里です。

    また、漱石は明治38年11月1日付の鈴木三重吉宛の絵はがきで

    「拝啓本一日広島の柿と厳島の貝を頂戴。

    御心にかけられわざわざ御送り被下難有存候。

    先達加計君がきてとうとう僕の音声を蓄音機へ入れて帰りました(後略)」

    さらに11月2日(日付推定)のはがきで

    「頂戴仕った柿を其後食つて見た処非常に旨いですよ。

    毎日食後に一つ宛たべます。家内のものもたべます(後略)」

    と書いています。

    ちょうど今回の特別展でご紹介している時期のはがきです。

     

    冷たいものが恋しくなるこれからの季節、

    展示を観覧した後には、アイスクリームで一息ついてはいかがでしょうか?

    テーマ:お知らせ    
  • 『コミック新宿史 新宿ジオラマ奇譚』が発行されました

    新宿区立新宿歴史博物館の開館30周年を記念して、

    平成31年3月に『コミック新宿史 新宿ジオラマ奇譚』

    編集・発行/公益財団法人新宿未来創造財団 新宿区立新宿歴史博物館

    コミック製作・デザイン/井口たくみ

    が 発行されました。

    新宿歴史博物館の職員が描いた、ちょっと不思議なコミックです。

     

    主人公の未来創丸は伊賀忍者の子孫で、架空の博物館の学芸員。

    彼は自分が作った新宿史のジオラマに迷い込み、

    この街の文化・風俗と新宿人たちの心意気を見つめます。

     

    コミック製作者によると、製作期間は企画も含めて約2年間。

    新宿歴史博物館が発行するコミックなので、主人公の職業を「学芸員」に、

    ミュージアムの場所を新宿歴史博物館と同じ「四谷三栄町」にしたのだそうです。

    「伊賀忍者の子孫」という主人公のバックボーンも、

    四谷三栄町がかつて北伊賀町と呼ばれていたことからの発想で、

    歴史的な学習要素も踏まえながら、フィクションとしても面白い読み物にするため、

    工夫を重ねたとのこと。

     

    「Model5 漱石先生ごきげんよう」の章には、

    夏目漱石をはじめ、木曜会に集った人々の顔が描かれているほか、

    漱石山房記念館のどこかで見かけたような黒猫の姿も……??

     

    各章の終わりには新宿歴史博物館学芸員による解説が掲載され、

    読み応えたっぷりの一冊となっています。

    「内藤新宿年代記」②の解説は「石綿猿肘丸」が担当していますが、

    こちらはとある学芸員の狂名(狂歌作者として用いる号)だとか。

     

    主人公は現代からタイムスリップして1960年代から縄文時代へと歴史を遡り、

    ラストシーンでは新元号への改元前夜、平成最後の夜が描かれています。

    まさに新元号への改元をひかえた今、手に取ってみてはいかがでしょうか?

     

    新宿歴史博物館、漱石山房記念館のミュージアムショップのほか、

    林芙美子記念館、佐伯祐三アトリエ記念館、中村彝アトリエ記念館、

    新宿コズミックセンター、新宿文化センターで販売しています。

     

    『コミック新宿史 新宿ジオラマ奇譚』
    編集・発行:公益財団法人新宿未来創造財団 新宿区立新宿歴史博物館
    コミック製作・デザイン:井口たくみ
    発行年月日:2019年3月30日
    頒布価格:1000円(メンバーズ倶楽部価格 800円)
    重さ:780g A4判  233頁

    テーマ:その他    
  • 特別展「漱石と鈴木三重吉」開催中(平成31年3月19日~令和元年5月6日)

    ただいま、漱石山房記念館では特別展「漱石と鈴木三重吉 広島の加計正文との交流を軸に」を開催しています。

    この特別展では、漱石門下生のひとり・鈴木三重吉が、その親友 加計正文(かけ まさふみ)に宛てた手紙を軸に、

    漱石との交流、三重吉の小説家時代、三重吉が創刊した『赤い鳥』についてご紹介しています。

     

    漱石の肉声が録音されたロウ管式蓄音機とロウ管をはじめ、

    今回初めて公開される資料が多数あります。

    残念ながら現在はロウ管の劣化により漱石の肉声は再生不能ですが、

    蓄音機を目の前にすると色々な想像が膨らみますね。

     

    会期中は『赤い鳥』朗読会や、記念講演会も開催します。

    また、本特別展図録や、三重吉の関連書籍もミュージアムショップで販売中です。

    ぜひ、お手にとってご覧ください。

     

    特別展「漱石と鈴木三重吉 広島の加計正文との交流を軸に」

    会期  平成31(2019)年3月19日(火)〜令和元(2019)年5月6日(月・振替休日)

    休館日   4月8日、15日、22日の各月曜日

    特別展の詳細はこちらをクリック

    テーマ:お知らせ    
  • 漱石公園のサクラが咲き始めました

    気象庁は3月27日午前に東京都心の桜(ソメイヨシノ)の満開を発表しましたが、

    漱石公園のサクラは4月1日現在、2本あるうちの1本はほぼ満開、もう1本は五分咲きです。

    4月6日(土)のレガスまつりの頃まで、お花見をお楽しみいただけそうです。

     

    ソメイヨシノの隣の可憐なハナカイドウもふくらみ始めました。

    海棠(カイドウ)は桜を意味することもありますが、

    漱石は「草枕」の中で桜と海棠を区別して

    「冷ややかに艶なる月下の海棠には、只愛らしい気持ちがする。」

    と書いています。

    これは「黒ずんだ、毒気のある、恐ろし味を帯びた調子」の椿と対比しての記述です。

    漱石公園の開園時間は、10月~3月が8時~18時、4月~9月が8時~19時です。

    開園時間内に「艶なる月下の海棠」をご覧いただくのは難しいかもしれませんが、

    公園内にはほかにも漱石作品ゆかりの植物が数多く植えられておりますので、

    展示室で漱石作品の世界をご堪能されたあとは、ぜひ漱石公園にもお立ち寄りください。

    皆様のご来館をお待ちしております。

    テーマ:お知らせ    
  • 図書室に 特別展関連図書 を配架しました

    3月19日(火)から開催の特別展「漱石と鈴木三重吉 広島の加計正文との交流を軸に」の関連図書コーナーを設置しました。

    『鈴木三重吉全集』や、展示で紹介されている雑誌『赤い鳥』関連図書などを集めて配架しています。

    さらに、当館1階ミュージアムショップにて特別展図録とともに、鈴木三重吉著『千鳥』『小鳥の巣』『桑の実』(いずれも岩波文庫)も販売いたします。

    「特別展図録と関連書籍販売のお知らせ」はこちらをクリック

    ぜひご利用ください。

     

     

    テーマ:お知らせ    
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