吾輩ブログ 一覧
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151回目の誕生日(「夏目漱石誕生の地」)
夏目漱石は旧暦(太陰暦)慶応3年(1867)1月5日生まれ。
平成30年(2018)2月9日は、新暦に換算すると漱石151回目の誕生日にあたります。
漱石は、江戸牛込の馬場下横町(現在の新宿区喜久井町)で、「六人の末子」として生まれました(※ほかに異母姉がふたりいました)。
庚申の日の申の刻に生まれた漱石は、「ひとつ間違えると大泥棒になる、ただし名前に金か金偏の字をつければ難を逃れる」という迷信から「金之助」と名づけられました。
「夏目漱石誕生の地」(新宿区喜久井町1/新宿区指定史跡)は、当館から程近い場所に位置し、漱石の父・直克が名づけた夏目坂を少しあがったところには碑が建てられています。
黒御影石の碑は、昭和41年(1966)に漱石生誕100年を記念して新宿区が建てたもので、「夏目漱石誕生之地」の書は門下生・安倍能成の揮毫によるものです。哲学者・教育家となる安倍は、第一高等学校で漱石の教えを受け、木曜会にも出入りするようになります。漱石とは16の年齢差がありましたが、遠慮のない関係を持った門下生のひとりでした。第一高等学校長を務め、戦後は文部大臣や学習院院長などを歴任し、この碑が建てられた昭和41年、83歳の生涯をとじました。
安倍の揮毫による「夏目漱石誕生之地」の墨書軸を、当館2階展示室にて開催中の「開館記念所蔵資料展 第2期」で3月11日(日)まで展示しています。
「夏目漱石誕生の地」(新宿区指定史跡)
所在地:新宿区喜久井町1
東京メトロ早稲田駅(2番出口)からすぐの場所です。
テーマ:お知らせ 2018年2月9日 -
山陽女子中・高生が描く「『明暗』 その後」
山陽女子中・高生が描く「『明暗』 その後」
岡山市の山陽女子中学校・高等学校図書委員のみなさんから渾身の力作を頂きました。
その名は「『明暗』 その後」。
同校では漱石生誕150年を記念し、昨年11月、「漱石の部屋」展を開催しました。
開催にあたって、漱石ゆかりの松山市で研修を行うとともに、
漱石に関する壁新聞や「漱石山房」の模型を作成し、漱石への理解を深めたそうです。
同校図書委員のみなさんは、さらに漱石未完の小説「明暗」の続編を3編執筆し、
これまでの学習成果とともに「『明暗』 その後」として冊子にまとめました。
執筆の際には、「明暗」を丹念に読み込み、
タイトルに込められた意味や登場人物の性格などを話し合い、
漱石ならどんな結末を描いただろうかと想像を巡らせながら真摯に取り組んだそうです。
「『明暗』 その後」は、今後図書室にて公開する予定です。
山陽女子中学校・高等学校のみなさん、当館にもいつかお越しくださいね。
テーマ:お知らせ 2018年2月3日 -
漱石山房 雪景色
開館以来、初めて雪が積もりました。
みなさん、お怪我等はございませんでしたか。
漱石と雪…。
漱石は明治40年、雪に関して次の句を詠んでいます。
たゝむ傘に雪の重みや湯屋の門
他にも漱石作品には、春夏秋冬、さまざまな景色が描かれています。
ぜひ当館で、漱石作品に描かれた春夏秋冬を味わってみてはいかかでしょうか。
外は雪景色ですが、陽光差し込むブックカフェでの読書もおすすめです。
テーマ:その他 2018年1月23日 -
漱石コンクール/受賞作品展示中(新宿区役所)
漱石山房記念館での展示に続き、平成29年度新宿区夏目漱石コンクール絵画部門の受賞作品を、新宿区役所第一分庁舎1階ロビーにて1月19日(金)まで展示しています。
「あなたが見た夢、見たい夢」をテーマにした想像力豊かな夢の世界に、ぜひお立ち寄りください。
※平成29年度受賞作品はこちら
https://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_002320.html
テーマ:お知らせ 2018年1月11日 -
世界で読まれる漱石作品
世界で読まれる漱石作品
漱石作品は、世界各国、各地域の言語やエスペラントに翻訳され、広く読まれています。
当館では、開館以来、ミャンマー語版「坊っちゃん」、スリランカ語版「こゝろ」のほか、
韓国・玄岩社より「吾輩は猫である」、「坊っちゃん」をはじめとするハングル版長編作品集を寄贈して頂きました。
ご寄贈していただいた方々、どうもありがとうございました。
これらの本は、地下1階図書室でご覧いただく予定です。
テーマ:お知らせ 2018年1月10日 -
漱石絵画コンクール29年度入賞作品展示中
現在、地下1階多目的室では、29年度新宿区漱石絵画コンクール「あなたの見た夢、見たい夢を描いてみよう!」
入賞作品を展示中です。
素敵な作品がたくさんあります。多目的室は観覧無料ですので、是非見にいらしてください。
平成30年1月8日(月・祝)まで展示しています。12月10日に開催された優秀表彰式に駆けつけたくまモンも、力作に釘付け!
熊本県主催の竹あかりライトアップも開催中です。こちらは12月27日(水)までです。
テーマ:お知らせ 2017年12月17日 -
来館者数が2万人を突破しました!
漱石山房記念館の来館者数(有料観覧者)が2万人を突破しました。
本日2万人目の来館者となったのは東京都からいらっしゃった日渓さん。
日渓さんにはささやかな記念品をお贈りしました
あと1日で12月というところで今月の目標だった2万人を達成することができました。
多くのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
来月5日には開館記念の区所蔵資料展示の第2期が始まります。
楽しみにお待ちください。
テーマ:お知らせ 2017年11月30日 -
来館者数が1万8,000人を突破しました!
漱石山房記念館の来館者数(有料観覧者)が1万8,000人を突破しました。
本日1万8,000人目の来館者となったのは東京都からお越しの笠井さん。
笠井さんにはささやかな記念品をお贈りしました。
開館からおよそ2ヶ月。
1万人以降、2,000人ごとに記念のブログも書いておりますが、だいたい1週間ごとに更新できていることに感謝です。
ただ、今は新設の記念館として多くの方に関心を持っていただけているということもあると思います。
それなので、これからも新しい取り組みを続け、話題の記念館となれるよう工夫してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
テーマ:お知らせ 2017年11月21日 -
来館者数が1万6,000人を突破しました!
ぐっと気温が下がってきた今日この頃ですが、漱石山房記念館の来館者数(有料観覧者)が1万6,000人を突破しました。
本日は平日にも関わらず、団体の方を含む多くの方におこしいただきました。ありがとうございます。
本日1万6,000人目の来館者となったのは茨城県からお越しの村田さん。
村田さんにはささやかな記念品をお贈りしました。
来館者数1万人から2,000人ごとにお贈りしているネコのぬいぐるみは、地元有志の方々が作ってくださった、一つひとつオリジナルの記念品です。
今後も多くのお客様に来ていただけるように努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
テーマ:お知らせ 2017年11月11日 -
くまモン来館!
一昨日、熊本県からくまモンが漱石山房記念館に来てくれました!
第五高等学校の教師時代を熊本で過ごした漱石はくまモンにとって”くまもん”(熊本者)の先輩なので、
以前にも新宿区役所や漱石公園に漱石のことを勉強しに来てくれたことがあるのです。
今回は記念館開館後の初訪問。
くまモンは開館を心待ちにしてくれていたそうです。
おはようございます、今日はよろしくお願いします!
漱石銅像の後ろからひょっこり顔を出すくまモン。
道行く方々にもしっかりファンサービス。
さすが熊本県営業部長兼しあわせ部長ですね。
早速、記念館のなかに入ってもらい、エントランスでも等身大漱石パネルと一枚。
絵になるツーショットです。
お次はブックカフェから。
くまモンはCAFE SOSEKIのスイーツメニューにしばし釘付けになっていました。
続いて再現展示室のなかで書斎を熱心に見つめる後姿をこっそりとパシャリ。
いつもは元気なくまモンも在りし日の漱石に思いをはせていたのでしょうか。
(※再現展示室の内部は普段は撮影禁止としております。ご了承ください。)
ハッ!(不意打ち)
短い時間でしたが、記念館を堪能してもらいました。
くまモン、また来てくださいね!
テーマ:お知らせ 2017年11月10日 -
来館者数が1万4,000人を突破しました!
漱石山房記念館の来館者数(有料観覧者)が1万4,000人を突破しました。
10月とは打って変わって連日の好天に恵まれ、先の三連休には本当に多くのお客様にお越しいただきました。
本日1万4,000人目の来館者となったのは東京都からお越しの佐々城さん。
佐々城さんにはささやかな記念品をお贈りしました。
今後も多くのお客様に来ていただけるように努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
テーマ:お知らせ 2017年11月8日 -
地下1階があります!
こんにちは。
突然ですが、皆さまは漱石山房記念館に地下1階があることをご存知でしょうか。
エントランスに入ると目の前にある下り階段。
ここを降りると地下1階なのですが、多くの方がまずは展示やカフェに向かうなか、後回しになってつい忘れられがちなのか、あまりお客様がいらっしゃらず、ちょっと寂しいところです。それなので本日はそんな地下1階の施設について紹介したいと思います。
まずは勇気を出して(?)階段を降りてみましょう!(受付後ろのエレベーターもご利用できます。)
階段を降りるとすぐクイズコーナーと図書室が目に入ります。普段は意外とゆったりした広い空間なのです。
クイズは初級、中級、上級の3つのコースがあります。上級はかなり手ごわい問題を用意したつもりですので、我こそはという漱石マニアの方は是非チャレンジしてください!
図書室には漱石に関する書籍や雑誌が約3,500冊ほど配架されています。研究書から漫画、児童書まで揃っており、もちろん、新刊図書や最新の全集も随時入ってきているので、漱石を研究されている方や卒論、レポートを書きたい学生の方、これから漱石を読みたい方までご利用になれます。無料で開放しておりますので、お気軽にお入りください。
(貸出はしておりませんのでご理解いただきますようお願いいたします。)
ちなみに隣が事務室となっておりますので、ご不明な点などはこちらにお尋ねください。
(散らかっているので写真はNGとのお達しが…。)
他にも現在鋭意準備中の漱石についての情報検索システム、イベントを開催する講座室がありますが、これらについてはまたあらためて紹介したいと思います。
下から見る漱石公園もなかなか良い景色です。皆さま、記念館にお越しの際には是非地下1階にもお立ち寄りください!
テーマ:その他 2017年11月4日 -
来館者数が1万2,000人を突破しました!
漱石山房記念館の来館者数(有料観覧者)が1万2,000人を突破しました。
開館からちょうど1ヶ月経った10月24日に1万人となったので、そこから1週間余りで2,000人のお客様にお越しいただいたということになります。
二週連続で土日に台風が接近するなど天候不順のなか、予想以上の盛況に御礼申し上げます。
本日1万2,000人目の来館者となったのは埼玉県からお越しの臼杵さん。
臼杵さんにはささやかな記念品をお贈りしました。
今後も多くのお客様に来ていただけるように努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
テーマ:お知らせ 2017年11月2日 -
寄付金額が1億2,000万円を超えました
本記念館整備にあたり、現在までに全国の皆さまからいただいたご寄付が、1億2,000万円に達しました。ご厚志をお寄せいただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
記念館では、漱石に関する資料、「漱石山房」や漱石を取り巻く人々に係わる資料を中心に資料の収集を行い、未来に継承していきます。引き続き温かいご支援・ご協力をお願いいたします。
❀10万円以上のご寄付で、館内に設置する銘鈑に記名させていただきます。
テーマ:基金 2017年10月30日 -
来館者数が1万人を突破しました!
漱石山房記念館の来館者数(有料観覧者)が1万人を突破しました。
先週あたりから指折り数えておりましたが、週末は選挙や台風で達成ならず…。
週が明けて、開館からちょうど1ヶ月経った10月24日に記念すべき1万人目の来館者となったのは埼玉県からいらっしゃった山村さん。
山村さんには記念館のグッズなどをお贈りしました。
今後も多くのお客様に来ていただけるように努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
1万人突破のパネルを持って笑顔の山村さんと新宿未来創造財団の佐藤事務局次長
テーマ:お知らせ 2017年10月25日 -
漱石山房記念館いよいよオープン!
9月24日、漱石山房記念館がオープンしました!
初日は予想をはるかに上回るお客様にお越しいただきました。
開館前から入口には長蛇の列が。
館内も賑やかな様子。
たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました!
今後も皆様の期待に沿える記念館を目指していきますので、どうぞよろしくお願いします。
テーマ:お知らせ 2017年9月25日 -
漱石イベントのご案内(夏目漱石・記念年グランドフィナーレ)
夏目漱石・記念年グランドフィナーレの式典が、10月14日(土)に四谷区民ホールにて開催されます。基調講演、『門』の朗読、『草枕』についての鼎談など、記念年にふさわしい盛りだくさんの内容をお楽しみいただけます。
詳細は下記をご覧ください。
【イベント一覧】
https://soseki-museum.jp/exhibitionlist/テーマ:イベント 2017年9月19日 -
漱石イベントのご案内(漱石と子規 ―松山・東京 友情の足跡―)
新宿歴史博物館にて、新宿区立漱石山房記念館開館記念の特別展「漱石と子規 ―松山・東京 友情の足跡―」が、9月24日(日)より開催されます。ともに生誕150年の夏目漱石と正岡子規、二人の交友に焦点を当て、東京・松山に残る記憶や足跡が辿られます。
詳細は下記をご覧ください。
【イベント一覧】
https://soseki-museum.jp/exhibitionlist/
【新宿歴史博物館ホームページ】
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/
テーマ:イベント 2017年9月7日 -
新宿フィールドミュージアム2017 オープニングイベントを漱石山房記念館で開催
新宿フィールドミュージアム2017のオープニングイベント「United Villages of Shinjuku ―ヴィレッジサミット vol.2―」が、9月30日(土)に漱石山房記念館で開催されます。新宿区内を6つのエリアに分けた「ヴィレッジ」で文化芸術の魅力を発信している村長さんたちが一堂に会し、地域に根差して活動しているからこそ見える新宿を、語りつくします!
※応募者多数の場合は抽選となります。
詳細は下記をご覧ください。
【イベント一覧】
https://soseki-museum.jp/exhibitionlist/【新宿フィールドミュージアムホームページ】
https://www.sfm-shinjuku.jpテーマ:イベント 2017年9月4日 -
漱石コンクール/平成28年度の受賞作品
お盆を過ぎて、漱石山房記念館開館まで残り1ヶ月となりました。
さて、平成29年度夏目漱石コンクールの募集は9月15日(金)までです。そこで、今回は28年度の受賞作品を紹介したいと思います。絵画コンクール部門で最優秀賞に輝いた2作品です。
小学生低学年の部 最優秀賞「夏休のねこ」
世田谷区立烏山小学校 2年 林 光太郎
小学生高学年の部 最優秀賞「セミくん、一緒に遊ぼうよ!」
さいたま市立文蔵小学校 5年 加登 可奈子
大胆な色使いや視点の独創性が特徴的な28年度の絵画作品でした。今年度のコンクールも、多くのかたのご応募をお待ちしています。
※平成28年度その他の受賞作品はこちら
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/bunka02_002220.html
テーマ:その他 2017年8月24日